昨日の米国株は反発した(DJIA +85.15, NASDAQ +9.10)。しかし、本日の日本株全般は「オリンパスショック」とでも命名すべきオリンパスの巨額粉飾決算が明るみに出て、多くの銘柄が下げた。以前にもこのブログで指摘したが同社が支払ったM&A手数料が法外な金額であったので、何らかの不正は間違いなく行われたと思っていた。私は賄賂かと疑っていたが、実は粉飾決算だった。投資家の驚きと失望、怒りはいかばかりだろうか。日本企業に対する世界中の投資家の視線がより厳しくなることは間違いないだろう。東証1部では、上昇銘柄数が182に対して、下落銘柄数は1,429となった。騰落レシオは80.09%へ低下した。
TOPIXも日経平均も陰線で下げ、25日移動平均線を割り込んだ。また、ほぼ降り出しへ戻ったようだ。
一部の個別銘柄は別として、日本株全体の低迷はまだまだ続きそうだ。しかし、トレーダーの視点から見ると、そんなことはどうでも良いことであるとも言える。上でも下でもある程度動きさえすれば収益のチャンスはいくらでもあるからだ。
TOPIX -12 @738
日経平均 -112円 @8,655円