sakurayaさんのブログ

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G7

 G7の影響は明日からの市場において試されることになろう。そこでこの問題について少し考えてみたい。
 G7の声明は「世界はより危険な状況である」(要約)との声明を発表した。しかしこの会合では何も具体的な対応を述べられていない。いわば対応策がないものとも考えられる。
 日本は失われた10年の経験を世界にアドバイスしては・・・との意見も最近よく聞くことがある。しかしこの意見については疑問がある。まず日本のバルブ崩壊の状況とサブプライム問題は不動産が媒体となるものの、経済環境が異なる。日本は当時不動産価格が高騰しこれがピークアウトしたために、資金が焦げ付いたものに加えて、戦後からのの不良資産処分に追われた。
 対して今回のサブプライム問題は、信用取引のクラッシュが間接的に不動産に影響しているものであり、金融市場のクラシュとでともいえよう。会社資産を流動化するための様々な手法により、実態の見えない資産が世界中を駆け回っている。そんな状況において発生したクラッシュでもある。
 今後の市場はまだまだ先が見えない状況であるが、資本を注入すれば事足りるようなものでない。何しろリスク値をどう修正すればいいのだろうか。
 
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