こう言うのを見ていると、大企業は生産設備が各国に分散しているから直接輸出入が必要な物を除いて、あまりTPPのメリットが無い気がする。(そして日本が直接輸出入が必要な品目ってあまりない気がするな。日本の場合、農産物か、その加工品とか位?)
http://www.asahi.com/business/update/1102/TKY201111010782.html
”トヨタ自動車は1日、米国で生産した車を韓国に初めて輸出すると発表した。現在、韓国への輸出車はほとんど日本で生産しているが、ウォン安・円高が続いていることに加え、米韓の自由貿易協定(FTA)が発効すれば、将来は輸出車への関税がゼロになることも視野に入れている。
米国から輸出するのはインディアナ州の工場で生産するミニバン「シエナ」。月50台の輸出を計画している。韓国が左ハンドルであることも米国から輸出する理由だという。
米韓はFTAの批准手続きを進めており、来年1月の発効を目指している。米国はFTAを通じて輸出増と国内の雇用増を目指しており、米国の政策に沿った形になった。”
まぁそういう訳で、FTAが批准されれば米国産の日本車が売れる結果になるでしょうね。
…ブランド名が日本と言うだけで米国に住む人間が作る車だし、税金も米国に収めている。
後はアメリカの人間が日本発のブランド(の作った品物)が売れているって言う事が心情的に許せるか…の問題なんじゃないかな。
その上でTPPの価値ってなあに?と思わんでもない。
国に税金が落ちて、国民が働く場所が有る。別に働く企業は日本名の企業じゃ無くて良い。
ちゃんと労働者の権利が認められて、人並みの生活がおくれる給与と休みさえ有れば。
で、今話題のTPPに加わったら、日本の雇用は増えるのか?
…TPP賛成派の政治家さんは、その当たり前な事を考えてくださっているんですかねぇ。それだけは気になりますね。