坂本彰さんのブログ
なぜ日本の平均給料は下がり続けるのか?
ここ10年以上、日本の平均給料は下がり続けています。
その理由ですが、結論から先に言いますと、日本の経済、
資本主義が発展していないからです。
資本主義や経済が発展している国の場合、していない国に
比べて質の良い商品であったり、大量に生産を増やすなど
しています。
するとお金も国内や海外から、より多く出回るため、その分
貨幣価値が下がり、物価が高くなります。
そうなると、そこで働く人の生活費も上がるため、給料も
上げざると得なくなります。
中国は、その典型例のようなものです。
中国のGDPは1998年から2009年まで平均7~11%で伸びており
平均給与も1998年の12,059元から2009年には42,789元まで
増えています。
(GDP推移はIMF、中国国家統計局発表値より、
平均年収のデータ推移は上海統計局より抜粋。)
物価も安いので、給料の伸び方も普通ではありませんが
日本は同じ期間で平均給料が1998年の465万円から2009年には
何と406万円まで下がっています。
GDP上では年率0%台で伸びているわけですが、実際の生活は
10年前と変わらない人が大半ではないでしょうか?
その理由として、デフレ経済により、支出が減っている項目や
贅沢品を買わないなどで埋め合わせているのです。
だからといって、あなたの人生や将来が暗いということでは
ありません。
国全体というレベルでは、こういう結果となりますが、あなた
個人というレベルでは、努力や知恵、アイデアや行動など
様々な要因により大きく変えることが可能です。
その2に続く