kabukabumanさんのブログ
☆スランプ対処法
ダウ先が12000$を大きく超えて来ました。売り方は大変です。
このまま行くと明日のNKは9000円に手が届くかも知れませんが、円高の進行が少々気掛かりです。
私も225先物を今日慌てて決済しましたが、読みが見事に外れて利幅は雀の涙程度に終わりました。
ただ先週から買っているネットセキュリティ関連が堅調なので、買い持ち分は何とか助かっています。
今年一杯は楽しめるかな?な~んて、捕らぬ狸の皮算用中ですが、また読みが外れるかも。
さて今日はスランプについて少し講釈を垂れてみます。(毎度のことながら偏見もあります)
株式投資のスランプは大抵の場合、売買の僅かなタイミングのズレから始まります。
そして失敗が続いたり損失が膨らむと
勝ちたい或いは取り戻したいという気持ちが強くなりスランプに陥るのです。
ですからスランプを避けようと思えば、まずムキにならないことが大事です。
また、勝ちたい、取り戻したいといった感情は
→ 焦り → トレードの判断ミス → スランプ という負の連鎖を形成し
症状が進むと、やる事なす事が面白い様に裏目に出る状態に陥ります。
では何故そうなるのか?防ぐ方法はないのか?・・・・・ヒントは幾つかあります。
(1)強気と弱気が逆転している(以前にもお話しました)
押すべき時に弱気になり、引くべき時に強気になっている、だから結果が裏目に出るのです。
例えば損切りすべき時に強気にホールドしたり、まだまだこれからという時に手放してしまうといった具合です。
「買ったら下がる、売ったら上がる」ということはよくありますが
その原因は事前の分析が間違っていた場合を除けば
殆どの場合、弱気が支配していることが多いと思います。
しかも弱気はネガティブ思考に繋がるので非常に厄介です。
(2)ネガティブ思考になっている
脳科学的に、思考回路がネガティブになると判断を誤りやすいと言われています。
失敗が続くと自信を失い、常に悪い結果をイメージする様になりがちですが
これがネガティブ思考の典型です。
ネガティブ思考を遮断する方法としては、成功体験を思い出すこと
つまり好結果を想像するイメージトレーニングが有効です。
もう一つは開き直ることです。くよくよしていては思考回路が切り替わりません。
例えば、5回連続で損切りすると、焦って少しでも早く取り戻したくなりますが、そこに落とし穴が待っています。
5回続けて損切りしても、100回売買するうちの5回に過ぎないと考えるのがポジティブ思考です。
但し、損切りが10回続いても20回続いてもそう考える人は
単なる能天気な人ですから区別しなくてはいけません。
それでも駄目なら、気分転換を図りましょう。暫く休むのもいいですし、スポーツや旅行なども効果的です。
因みに「株で儲けたら旅行しよう」という発想は誤りで、「株で儲けるために旅行しよう」がポジティブ思考です。
(3)株で損をしないための8つの鉄則を忘れている
①投資は余裕資金の範囲内で行う (有事に備え常に予備資金を温存する)
②資金を増やすことより減らさないことを優先する (その為には資金管理とロスカットが重要)
③「株は自己責任」 (それ故、判断力や決断力が問われる)
④相場の方向が見えない時は休む (自分で判断出来るまで不用意に手を出さないのが賢明)
⑤情報の入手と整理、さらに事前準備を怠らない(自分なりに常にベストを尽くす)
⑥スキルアップに努める (ファンダ・テクニカル・判断力・決断力・応用力・マーケティング力・情報源の確保etc)
⑦ギャンブルをしない
⑧メンタルを鍛える
(他人の意見や大多数の行動に流されない・偽の情報に騙されない・失敗を引きずらないetc)
(4)相場を読み違えている
反対の読みをしてしまうと、上げ相場に乗り遅れたり、下げ相場で損切りや塩漬けとお友達になります。
投資で失敗が続く時はもう一度原点に戻って、自分の相場観が正しいかどうか検証する必要があります。
無論、相場全体だけでなく、個別銘柄のチャートや需給の分析も同様です。
(5)投資を金儲けの手段だと考えない
確かに投資は利殖のために行うものですが、あまり金儲けに拘ると、ただのギャンブルになり兼ねません。
例えば、楽に稼ごうとして仕手株に勝負を賭けたりするのは投資ではなく投機です。
投機はリスクが高いだけでなく、失敗した時の損失も大きくなりやすいので注意しなくてななりません。
大切なことは、常に納得出来る投資を心掛けることであり(ベストを尽くせば後悔しなくて済みます)
そうすることによって精神的なゆとりも生まれ、ポジティブ回路を保つことが出来ます。
儲けたいと思うからプレッシャー→失敗→ストレス→プレッシャーという負の連鎖に陥る訳で
「儲けたいでは」なく、「損をしたくない」という発想が投資の基本姿勢であり
同時にスランプの予防に繋がると思います。
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