今年ベランダまで伸びてきた、年寿が省エネ対策にと思い、伸びるにつれて物干し竿迄届き、次第に横目も伸び、日陰を作ってくれるようになった。
あるひ、この年寿棚に目をやると、いたのです、長さ12センチ近い大きな青虫(青虫1号)が。
当初はあまり気分のいいものではなかった。
しばらく見ていると、愛着がわくのか、毎日が楽しみになった。
特に、年寿の葉を食べる姿がなんとも言えず、可愛くなった。
一枚の葉を先から0.1mmぐらいずつ食べ、最後に葉の元まで食べつくすのっだった。
その、青虫がだんだんと色が変わりだし、黒っぽくなりだした。
この年寿棚をフールドに自由に動き回っていた。しばらくして、また同じような青虫(青虫2号)を発見、年寿の葉と同じ奇麗な緑色だ。
面白いことに、2匹は絶対接近しないだ。
さて、一体何の幼虫か?
このことを日記に記したところ、小法師さん(今は名前を変えているが、親しんだ名で記す)から、情報や、資料を送信してもらったが名前はわからずじまいに終わった。
ヤマまゆの幼虫らしかったが、突然1号が雲隠れし、2号だけになった。
食べるのは年寿の葉のみ、糞は円筒形の金平糖のようで、かたいものだ。
2号とカマキリの戦いが始まるとき、偶然気がついもので、カマキリを追い払うことができた。
2号も襲われるのが怖いのか後ずさりしながら自分の身を守ろうとしていた。
次第に1号と同じく色が黒っぽくなり出した。そこにやや小ぶりの3号が表れた。
数日後、2号も雲隠れした。
もみじ、もっこく、椿にはヘソヒロアオイラガ(毒蛾)の幼虫が大発生していた。
不思議なことに、毒蛾の幼虫は年寿の葉は絶対に食べなかった。
そこに台風15号が襲ってきた。翌日年寿棚も台風でだいぶ痛んでしまった。そして3号もいなくなった。毒蛾の幼虫毛虫も殆どいなくなった。
この年寿棚のおかげでエヤコンを一度もつけずに、夏を過ごすことができた。
今は年寿に実が付き、全体に枯れてきた。
来年はこの年寿のみをベランダ栽培をかんがえているが、中さ80cmにもなるので、栽培用鉢を試作中である。
来年を楽しみに、また資料など提供いただいた小法師さんに感謝する。