ポイント
欧州や米国株式市場の好調な動きを受けて、今日の日経平均株価も堅調な推移を期待しています。寄り付きは8,840円の近辺と見ています。
米国マーケットを振り返る
ダウ平均株価は104.83ドル、0.89%高と8月1日以来の高値となる好調な動きでした。
背景は欧州の株高と好調な米企業決算。
26日のEU首脳会議に対する期待感に加えて、中国の10月PMIが予想を上回ったことが英国(FTSE100)マーケットを1.08%押し上げました。
米企業の好決算が目立ち、キャタピラーが5.01%の急騰を見せマーケットの牽引役になりました。引け後の時間外では、さらに0.09%上昇しています。
M&Aが続いたこともマーケットを明るくしました。オラクルが買収を決めたライトナウ・テクノロジーズが19.41%上げています。これがきっかけとなり、ハイテク株全般が底堅い動きになり、ナスダックが2.35%と大幅に上昇しました。
ナスダックの上昇には、対ユーロでドル安が進んだことも大きく影響したと見られます。
VIX指数が6.58%低下して、投資家心理の改善が進んだことを示唆しています。
今日の日経平均株価は?
CMEの日経先物価格(円ベース)8,840円の近辺を、今日の日経平均株価の寄り付きのメドとしています。
今日は、日立化成、パナソニック電工、日立建機、日本電産、SMK、ファナック、キャノンなど重要銘柄の決算発表が続きます。
ドル円の動きから目を離せませんが、一段の円高が避けられれば、今日のザラバは堅調な展開を期待しています。
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