ストレステストに厳しい意見
東京電力柏崎刈羽原子力発電所の安全対策を検討する新潟県の技術委員会が開かれ、運転再開の前提と
なっている新たな安全評価・いわゆる 「ストレステスト」 について、出席者からは 「運転再開のための安全性
に結びつくのか疑問だ」 など厳しい意見が相次ぎました。
委員会には、外部の専門家と東京電力、それに、原子力安全・保安院の担当者などが出席しました。
はじめに、東京電力の担当者が、福島第一原発の事故を踏まえた対策として、柏崎刈羽原発に電源車などを
配備し、原発を津波から守る海抜15メートルの防潮堤の設計が進められていると説明しました。
これに対し、出席者からは 「防潮堤を越える津波など原発が水につかる事態を想定した対応を検討すべきだ」
といった意見が出されました。
一方、現在、柏崎刈羽原発の1号機と7号機で行われている新たな安全評価・いわゆる 「ストレステスト」 に
ついては、 「事業者が実施して国が審査するやり方で安全性に結びつくか疑問だ」 とか 「これまでの安全
評価との違いや国の審査の方法が不明確でこれを運転再開の根拠にするのは問題だ」 など厳しい意見が
相次ぎました。
新潟大学の教授で、技術委員会の鈴木賢治座長は 「ストレステストについては、委員の中からも相当数の
疑問の声があがっている。 色々な形で議論をしてそのあり方について考えていかないといけない」 と話して
いました。
いやぁ ~~ どちらの立場の 人たちも 、 ほんと この “ ストレステスト ” の件は ストレス ですね (;^_^A)
10月22日 18時06分