米国マーケットを振り返る 10月21日

スケアクロウさん
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ポイント

 欧州の株高と好調さが目立つ米企業の決算がダウ平均株価を大きく押し上げました。月曜日の日経平均株価は好調なスタートが期待できそうです。ただし、23日に控えるEU・ユーロ圏首脳会議の動向次第では、基調が一変する可能性もありますので、油断はできません。

米国マーケットを振り返る

 ダウ平均株価は267.01ドル、2.31%の大幅高で終えました。



 EU・ユーロ圏首脳会議に対する期待感が強く、欧州市場が大きく上昇したことがマーケットの牽引役の一つとなりました。ドイツ(DAX)市場が3.55%の急騰を見せましたが、午後に入ってからの強さが印象的でした。



 ハネウェル・インターナショナル(+5.82%)、アメリカン・エキスプレス(+4.91%)、マクドナルド(+3.72%)など好決算銘柄が大きく上げ、マーケットを押し上げました。



 ただし、午後に入ると一時調整色を見せています。VIX指数も1時過ぎにかけて急上昇してマーケット心理が悪化したことを示しています。



 そして、2時から大引けにかけて再び上昇基調に転じました。欧州に対する期待感が背景と見ています。

 CMEの日経先物価格(円ベース)は8,745円となっています。



 欧州の首脳会議に失望感がない限り、月曜日の日経平均株価は上昇スタートが期待できそうです。

 ただし、ドル円が大きく円高に振れていることがマーケットの上値を抑えそうですので、注意を要します。



ちょっと一言

 日経先物の夜間取引は午前1時ごろから調整色を強めました。



 そして、取引が終了するのを待っていたかのように、ダウ平均株価が再び上昇基調に転じ、CMEの日経先物価格も上昇に転じました。

 別にひがんでいるわけではありませんが、米国市場に振り回される日本市場という状況をあらためて実感します。

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