JA全農しまねは21日、デラウエア種に続くブドウ生産の主力と期待しているシャインマスカットの愛称が「縁(えにし)の恵(めぐみ)」に決まったことを、出雲市の大社文化プレイスで開いた「島根ぶどう共販55周年記念生産者大会」で発表した。
8月10日から9月12日にかけて公募。全国から応募された525点の中から、東京都の主婦、草野春恵さんのつけた名称が選ばれた。来年から秀品に愛称のシールを張り、専用箱で出荷する計画。
シャインマスカットは大粒で、皮ごと食べられるのが特徴。県内では平成21年から本格的に栽培され、今年は約200戸が16・5ヘクタールで約17トンを生産した。9月15日現在の出荷額は約3千万円。若木が成長する5年後には25ヘクタールで約350トンを生産、約5億円の売り上げを見込んでいる。
大会では、デラウエア種の今年の出荷が、1724トン(前年1757トン)、18億7千万円(同18億円)だったことが報告された。