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この三連休は、全国的に好天に恵まれ、お出かけ最適期間ですね。
若者は、こんな時、ネットで情報を探るときモバイル機器に手が伸びるようです。
かつては、e-PCとかの10インチくらいの小さな画面がついたネット専用パソコンでした。ほんの数年前です。それが、i-Padで携帯端末に変わり、今、スマホです。数年間で、2世代の変化があり、2年で世帯交代という図式は健在しているようです。
新型が出たときは、次の新型の開発が進められているのが、研究開発の常識とすれば、アップルの今後が懸念されるのは当然ですね。トップリーダーが尊敬するリーダーは、時代を変え続けてきていたからなので、その亡き後は、しばらく進歩が遅くなるでしょう。
自動車産業のフォード亡き後のトヨタの進出は生産体制の次世代対応だったように、在庫を減らす生産がキーだったように思います。で、今は、ニーズに合わせたセミオーダー生産体制といっても良いかと思います。それが、サプライチェーン体制の弱点露呈で現体制が苦しくなっています。
IT産業でも同じ事が起きているようです。
ゲートウェイが通販でPC販売を伸ばしDellの台頭を促し、部品調達とアフターサービスで、Dellが存続を果たした。この間のネット通販の威力が、現在のアマゾンや楽天の台頭を促し、今、出版界も巻き込んだ電子サービスの進化につながっている。ゲームの世界も、インベーダーゲームがPCに移植されたときから、ゲーム機とPCの双頭で、進展してきたものが、モバイル機器の進化で第3のゲーム機として認識され、グリーなどの台頭がされている。
PCではOSが心臓部となるが、マイクロソフトがMS-DOSでコンピューター革命に参入して、アップルのビジュアルと操作性を取り込んで、その他のOSに勝利を納めてから、その進化が時代を築いてきました。
Windows8となる次代のOSは、モバイル機器、端末機器、家電製品、すべてに搭載できる仕様となるようです。まずは、タッチパネルですべての操作ができるところからとなるとのこと。こうなると、家電製品でもタッチパネルをつければ、ネットから操作ができることになり、機器ごとのリモコンも不要です。音声制御が進化すれば、その端末も不要となるでしょう。
愚息の一人が、データ保存機器はいずれなくなると言いました。そうです、ネット上でセキュリティーがしっかりしていれば、個人がデータを持ち、その管理をするのは極めて効率が悪く危険でもあります。ネット社会が進化すれば、そうなるでしょう。OSの進化もその方向を示しています。
こうやってみてくると、スマホは、確かにIT機器のリーダーだと言うことが実感できます。PCそのものは、キーボードとディスプレイをどのタイプにするかを選択するだけで、本体は、通信機器と一体化し、テレビの受信機も取り込んだ形に統合されるのかも知れません。(そのくらい、高機能化しない限り、単体としてのPCでは採算が取れない時代になっていると思います。)
産業革命から、第三次産業に経済活動の移行が進み、金本位制度から、通貨本位制度(?)に移行し、ユーロ圏の成立や新興国の台頭で、経済構造が変化してきた21世紀の経済活動の構造変化は、今、一つの曲がり角に来ているのかも知れません。国内の貧富の差から国家間の貧富の差に注目が移っていくかも知れません。キーは、通信環境の変化による情報のグローバル化でしょう。
高速通信網が貧富の差なく、人口カバー率で過半数を超えれば、本当の意味での情報革命が世界を変えていくのかも知れません。(祖父が考えつかなかった時代となった今、孫の世代のことに考えは及ばないと思いますが。)