goodknight1987さんのブログ

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ユーロ高こそ、ユーロ危機の救済策では???

と思う、今日この頃。

ソブリン危機って、銀行でいえば取り付け騒ぎ。対策として見せ金を積むのが常套手段。
ただ、ソブリン債の保有者が困っているのは、①ユーロ下落に伴う評価損、②金利上昇に伴う評価損が主で、③デフォルト懸念はまだまだ少数派。
なので、①に対し、ユーロ高政策をとれば、ユーロ圏以外のソブリン債保有者には評価損懸念の軽減につながる。

とはいえ、ユーロ高は、ユーロ各国での対応では不可能。外貨売り・ユーロ買い介入をすれば、外貨準備減少でより信用を失う。ヘッジファンドのユーロ売り攻撃も受けかねない。ここは、ユーロ導入国以外のからの自国通貨売り・ユーロ買い介入で支えるしかない。買ったユーロを、ECBなりEFSFに積んで見せ金にする。ソブリン債の換金性が確保されれば、売りは当然減る。②の金利上昇を緩やかにすることができる。①・②の懸念が減れば、③の懸念も当然減る。

問題は、『誰が』ユーロを買えるか?
3者しかいないと思う。
(1)日本、中国、台湾といった、経常収支黒字国
(2)産油国
(3)新興国で、通貨安に悩まされていない国。ロシア、ブラジルなど。韓国はダメ
ユーロ各国に貸した恩は後で返してもらうとして、ユーロ買い介入して、その資金を見せ金にできないものか?

デフォルトの損失は、もちろんヨーロッパ各国が拠出した資金から充当していくルールは必須だけどね。ユーロ各国が担保を取るなんてやっていては、他国は協力できない。

ユーロ買い介入すれば、3か月程度で効果が出ると思うけど。
あとは、ヨーロッパ各国が怠けるだろうから、鞭打って不良債権処理させないといけない。それは、ユーロを買った各国の権利であり義務
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