ポイント
米国株式市場の反落を映して、今日の日経平均株価も厳しいスタートになりそうです。8,555円の近辺での寄り付きを想定しています。ザラバは神経質な展開と見ています。連邦下院議会で欧州金融安定基金(EFSF)の機能拡充の可否が議決されるドイツのマーケットや、それを受けた米株先物の動きに影響されると考えています。
米国マーケットを振り返る
8月の耐久財受注の前月比減少幅が事前予想よりも小さかったことから、スタート直後には126.39ドルまで上げ幅を拡大したダウ平均株価でしたが、その後は調子色が強まり179.79ドル、1.61%安で終えました。
調整の背景は欧州情勢に対する懸念。連邦下院議会でのEFSFの機能強化に関する可否が議決を前にするドイツの動きが気になる様子です。加えて、イタリアやスペインの空売り禁止措置の延長が欧州マーケットへの重石になるという懸念も指摘されています。
ドルに対してユーロ安が進んでいます。
ドルの上昇はハイテク株の上値を抑えました。SON指数(フィラデルフィア半導体指数)が2.91%の急落を見せたことが目を引きました。
VIX指数は8.94%とかなり大きく上昇しました。マーケット心理の悪化を鮮明に示唆しています。
今日の日経平均株価は?
CMEの日経先物価格(円ベース)が8,555円となっています。日経平均株価もこの近辺での寄り付きと見ています。
ドル円は前日に比べて比較的に小さい値動きです。
今日は、日本化薬、しまむら、イオンクレジット、イオンモールなど18社ほどの決算発表が予定されています。
ザラバは、ドイツなど欧州市場や、週間ベースの新規失業保険申請件数、4-6月期GDP確報値などを控える米株先物の動きに神経質に反応すると考えています。
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