大正製薬は、欧州でドリンク剤「リポビタン」を扱っていたドイツの子会社を解散するそうです。
1996年に進出したそうですが、欧州では売れず、2000年以降は休眠状態となり、再開の予定がないとして、欧州での販売を正式に断念したようです。
ドリンク剤は、大正製薬が1962年に日本で発売した「リポビタンD」が最初と言われているそうです。
欧州では1980年代後半から、オーストリアのレッドブル社がリポビタンなどを参考に開発したドリンク剤の売上げが伸び始めたようです。
草分けの大正製薬も参入しましたが、マーケティング(市場分析)がうまくいかなかったようです。
大正製薬は1960年代からリポビタンを海外で売り始め、現在は東南アジア、中国、中東、米国などの15カ国・地域で売っているそうです。
2010年度のリポビタンの売上高は国内が711億円に対し、海外が63億円で、海外の売上高はタイなどで伸び、前年度より約1割増えたそうです。
世界で初めてのドリンク剤が 「リポビタンD」とは知りませんでした。
ヨーロッパの人たちには、口に合わなかったようですね。