株安、原油安、おまけに金も上げ一服という状況ですが
要は投資家がせっせと現金化に走っているということですね。
さて今日は久しぶりに独り言を書きます。
金融不安で相場が下げている時は、巷の情報がむしろ障害になることがあります。
中でも相場予測に耳を傾けるのは危険です。
マスコミの報道も、経済評論家と名乗る人達の予想も、そして「みんかぶ」の予想も。
勿論私の予想など当たるどころか、かすりもしないでしょう。
つまり自分以外、誰の意見にも流されてはいけません。
出来れば耳に栓をしてひたすら相場の動きだけ見つめることです。
しかも今世界経済が直面している問題は単なる不況ではなく
国家の信用という誰もが直面したことのない怪物ですから尚更です。
これは一般論ですが、相場の底の目安となる現象の一つにセリクラがあります。
暴落の流れは下落を見越したファンドや機関投資家の売りに始まり
次にシステムトレードの売りが下げを加速させます。
そこで慌てた個人や機関投資家が一斉に売り始め
さらに追い詰められた個人がセリクラの最終列に並ぶといった具合でしょう。
しかし高嶺の花だった銘柄が買える水準になったからといって喜んでばかりはいられません。
相場が底を打つまでに個人投資家は「Why」と「Oh My God!」を何度も叫ぶ筈です。
なぜなら今日買った人が明日投げ、明日買った人が明後日投げる。
これを何度も繰り返し、いよいよ買い手が居なくなった時がセリクラという訳です。
本物のセリクラではS安が続出します。
味噌(国際優良株)も糞(ボロ株)も一緒に叩き売られます。
セリクラとはそういうものです。
相場経験の浅い人や他人の意見に流されやすい人は充分注意して下さい!