26日の東京株式市場で、日経平均株価は大幅続落し、8400円を割り込んで取引を終えた。終値での8400円割れは、2009年4月1日(8351円91銭)以来約2年半ぶり。世界的な景気減速懸念によるリスク回避姿勢が強まったことに加え、外国為替市場で円高で進んだことで売りが先行、下げ幅は一時200円を超えた。
日経平均株価の終値は、前週末終値比186円13銭安の8374円13銭。東証1部市場全体の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)は、同15・69ポイント安の728・85。
この日の東京市場は、欧州債務問題と世界景気の減速懸念からを背景に、株などのリスク資産から資金を引き揚げる動きが加速。東京外国為替市場で円高が進行しているや、アジア市場も軒並み安となり、ほぼ全面安となった。