名古屋で生活している従兄弟のＮちゃんの心配をしてましたが、台風15号は私にとってもかなり迷惑な台風となりました。
21日正午まではそれほど雨風ともそれほど強くもなく拍子抜けな感じでしたが、午後の始業時間と同時に突然横殴りの雨が降り始める。1時間ほどは猛烈な東風、5分ほど急激に弱くなりそこからは猛烈な西風になる。2時頃照明が消えその後会社全体の電源が飛ぶ。
ＰＣ作業中の部署からは悲鳴が聞こえる。私の部署はＮＣ制御で旋盤やレーザー加工機が多数あるが、ほとんどの機械は天候が荒れてきた時点で電源を落としたので影響なしと見る。中途半端に時間があるので全員で大掃除にかかる。4時頃には雨風ともに収まりさっきまでの大荒れの天候は何だったのかと思う。
電源が回復しないまま終業。自宅に電話すると呼び出し音はするが誰も出ない。近所の家に次々と電話して4軒目におばさんが出た。周りの様子を聞くと停電してはいるが避難はしていないとのこと。とりあえず伝言をお願いする。
パンなど保存の効く食料を多めに買い帰路に就く。市内は停電しておらず私の地区の方も停電していないので復旧したかな、と安心したがそこから落とし穴の連続・・自宅まであと5分のところで通行止めの標識がありそこにいた人に聞くと「電線に倒木がもたれかかっており危険なので通れません」とのこと。周り道の〇〇線は行けるとのことなのでそちらに迂回することにした。
自宅まであと5分というところで渋滞発見。「うっ、ヤバイ予感が・・」案の定、軽バンが脱輪して動けないのでみんなで引っ張りだそうとしている様子。が、いかんせん軽バンとはいえ大きく深みにはまった車体は容易には出てこずあたりも暗くなってきたため中止。あきらめて車を放置して徒歩で帰ることにする。
しかし、反対側から様子を見に来た近所のオジサンが車に乗せて自宅まで連れて行ってくれました。自宅ではロウソクをともし懐中電灯で移動する有様。次男坊はロウソクを見て「今日、誰の誕生日？」と聞いてきたそうです(~_~;)クレジットカードのポイントで交換した手回しハンドルで電気を起こしラジオを聞いたりライトを点灯できたりする機械がまぁまぁ役に立つ。でも、これで携帯の充電は無理だな・・
翌朝、会社は半日欠勤にして山の上に取り残された愛車を回収しに向かう。台風一過のすばらしい山頂の眺めが昨日の出来事をある程度は癒してくれる。出社すると山奥で暮らしている人の地区は軒並み停電中とのこと。会社で携帯と予備バッテリーを満タンにして帰る。
結局22日、23日も停電しっぱなしで冷蔵庫の中身はほぼ全滅。明りが無いことよりも冷蔵庫が動かないことの方がダメージが大きいと思った。やはり自宅で電源を確保しなければもっと大規模な災害時にはもっと長期の停電時に対応できないと思う。何がいいかな？風力、水力、太陽光・・・
