一方で、20─21日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え下値も限定的で、安値圏でのもみあい推移となっている。
東証1部騰落数は、値上がり169銘柄に対し値下がり1407銘柄、変わらずが70銘柄だった。東証1部売買代金は4227億円。
前日の米国株式市場は反落。週末の欧州連合(EU)財務相非公式理事会で、ギリシャ危機打開に向けた新たな措置が打ち出されなかったことで当初失望感が広がった。その後、ギリシャの財務省筋がEU、国際通貨基金(IMF)、欧州中央銀行(ECB)の3機関と支援継続で合意が近いと明らかにしたことで終盤にかけてやや値を戻した。
東京市場では海外勢の売りが先行。朝方に発表されたS&Pによるイタリア国債の格下げで、欧州債務懸念が海外市場で一段と強まるのではないか、との懸念が出ている。ただ、FOMC待ちということもあり、売り一巡後は下げ止まる展開となった。
市場では「米株安や対ユーロや対ドルでの円高で売られている。イタリア格下げに伴い、今晩のヨーロッパの動きに対する懸念に伴い、押し目買いが入りにくい。ただ、FOMC待ちという面があり、下値を積極的に売る動きも限られている」(みずほ証券・エクイティ調査部シニアテクニカルアナリストの三浦豊氏)との指摘があった。
FOMCなど材料待ちのなかで「手控えムードで方向感に乏しく上にも下にも行きづらいが、ユーロ/円が一段安となれば株売りが加速するだろう」(東洋証券・情報部長の大塚竜太氏)との声のほか、「連休中に円高が進み、業績下振れ懸念が強い」(大手証券エクイティ部)という。
個別株では、コンピューターがウイルス感染し、情報漏えいした危険性があると発表した三菱重工業(7011.T: 株価, ニュース, レポート)が軟調。ファナック(6954.T: 株価, ニュース, レポート)、コナミ(9766.T: 株価, ニュース, レポート)、京セラ(6971.T: 株価, ニュース, レポート)、ソフトバンク(9984.T: 株価, ニュース, レポート)、ホンダ(7267.T: 株価, ニュース, レポート)などが指数を押し下げた。一方で、配当利回りに妙味があるKDDI(9433.T: 株価, ニュース, レポート)やJT(2914.T: 株価, ニュース, レポート)など内需の一角は買われた。
renji-chan-chanの感想
手控えるが勝ち・・・・GU、GDの繰り返しは流石に飽きる。スイングロングをビシッと1本獲りたい。
待つ。