リニア新幹線

[yuhsanさん]

 

先日、大月にある山梨県立「リニア見学センター」にいってきました。

 

現在計画中のリニア新幹線は、東京と大阪間を直線距離４３８キロ（今の新幹線より１００キロ短縮）で結び、所要時間は１時間だそうです。現在は実験線ですが、最高速度５８１km/h、相対速度１,０２６km/hを達成しています。見学センターからは、走行試験の車両は見られますが、試乗はできません。それでも、モニター画面からの速度は強烈です。

騒音も、振動も少なく、二酸化炭素の排出量は航空機の半分とのこと。これを見ると上海のリニアは、子供のおもちゃだということがよく分かります。完成後は１０分ごとに東京と大阪を結び、運賃も今の「のぞみ」の千円アップ程度だそうです。

路線も決定して、いよいよ１４年度から本格工事が始まり、２０年には相模原市／甲府間が暫定開業。２５年には東京都内／名古屋間を開業して、４０年には大阪まで延伸される計画です。

ＩＴでは世界最先端を走っていた日本の技術は、いざとなると韓国、台湾に抜かれこのざまです。新幹線も中国にいいところを取られ、追突事故で溜飲を下げているなんて情けないと思います。でも、リニアを見ていると自信がついてきます。

技術こそ、これからの日本を支えてゆく原動力です。菅モト総理は技術系出身なのに、技術を進歩させることには目をそむけるばかり。原発事故でも、世論に迎合して代案もないまま反対するのでは、なんのために技術系最高レベルの大学を出たのでしょうか。世界一安全な原子力発電設備を作り、せっかく人類が手にした太陽以外からのエネルギー源を使いこなすことこそ技術力だと思います。

これでは、われわれを含め放射能汚染の人体実験をさせられているようなものです。どこまで放射能の被害が及び問題ないのか、それらのデータが安全な発電所建設のノウハウになるのです。それを大切にすることが、この災害を無駄にしなくてすむのです。

技術力を使いこなせなければ、東北地区が復興しても、どんな産業が雇用を支えるのでしょうか。このままでは、日本の企業はますます海外に逃げ出し、空洞化は進むばかりです。豊かな自然は、豊かに暮らす人がいて始めて存在価値があります。人のいない風景は、怖さを感じるだけです。

大切なお金は、バラ撒きに使うのでなく、技術の進歩と実現に使い、その成果を子供たちに残したいものです。

 

そうでしょう・・・前原さん？