昨日の米国株は4日続伸した(DJIA +186.45, NASDAQ +34.52)。ECB、FRB、日銀などが金融市場にドル資金を供給すると発表したことで、金融システム不安が和らいだ。当然、金融株が反発した。これを受けて、本日の日本株全般も反発した。
TOPIXも日経平均も上放れて始まり陽線で終え、10日及び25日移動平均線を回復した。したがって、時の利は買い転換した。今回の買い転換は8月30日の買い転換よりも信頼性が高い。次の目標は9月1日高値だ。単なる売り方の買い戻しによる自律反発ならその手前辺りではじき返されそうだが、本物ならその上値抵抗線を突き抜けるはずだ。その場合でも、一本調子の反発は期待しにくい。欧州債務危機問題が根本的に解決されない限り、直ぐに蒸し返されるからだ。
TOPIX +17 @859
日経平均 +196円 @8,864円