ポイント
大引けにかけてダウ平均株価が反発したことを受けて、今日の日経平均株価も高めのスタートになりそうです。8,535円の近辺での寄り付きを想定しています。とは言え、イタリア政府が中国の政府系ファンドににイタリア国債を打診しているという話でダウ平均株価が多少戻したということに過ぎませんので、決して予断は許さないようです。ザラバは方向感のない展開になると考えています。米株先物の動向に神経質に反応しそうな様子です。
米国マーケットを振り返る
欧州の債務問題が重石となり、低迷して推移していたダウ平均株価でしたが、3時過ぎから大引けにかけて急速に値を戻し、68.99ドル、0.63%高で終えています。
きっかけは、イタリアイタリア政府が中国の政府系ファンド(SWF)にイタリア国債の購入を打診していると伝わったことにあると見られます。とはいえ、イタリア市場(FTSEMIB)は3.89%の大幅安で終えています。
まだ確定したわけではないこのような話に飛びつくところに、マーケットの状況の悪さが示唆されているようです。しかも、これまでの下落幅に比べれば、反発に力強さが見られるわけでもありません。
VIX指数は確かに終盤に急速に低下していますが、前日に比べれば0.18%の上昇となっていますので、マーケットの心理は改善したとは言い難いところです。
今日の日経平均株価は?
CMEの日経先物価格(円ベース)8,535円の近辺を、今日の日経平均株価の寄り付きのメドとしています。
為替には大幅な動きは見えません。
今日は7月の商業販売統計確報のほか目立った指標の発表はありません。決算は三井ハイテック、飯田産業、サイボウズなど15社ほど。
ザラバでは、米株先物の動きから目が離せないようです。
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