モウ山 ウシ象さんのブログ

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負け犬の、負け犬による、負け犬のための相場展望44

先週末、ギリシャ懸念のために、株、ユーロが売られ、ドル高になる。ユーロとスイスフランとが暴落した。ユーロが下落すると、それに、つれてスイスフランも下落する。ユーロ危機にも関わらず、スイスフランが、ユーロ安にお付き合いするのである。不思議なものである。スイスの金融政策が決定したときに、スイスフランを円で売っていたので、ありがたいことである。
それはさておき、週末、ギリシャのデフォルト懸念で、ユーロが暴落した。しかしながら、ギリシャのデフォルトはなかった。だが、ギリシャのロールオーバーの結果が、日曜にも、来週にも、結果を発表せずとのことである(民間の参加は70パーセントほどであるらしい)。
週末の、ユーロの下落は、モーゼ的なものでなく(何時間インすることなかれ。なぜ・・・、なぜなんだ!ウシ象のパソコン!)、だらだら様子を見ながらさがっていたように思えた。これは仕掛けかと考えていたので、売りポジションをすべて手じまった。
しかし、ギリシャのロールオーバーの結果を日曜にも、来週にも発表せず。この不透明感が問題になるのである。つまり、ユーロはギリシャのロールオーバーの結果発表まで、値動きが荒くなると考えられる。一応、月曜日は、買い戻しが入るのではないかと考えているが、買うとすれば、ユーロ以外の通貨がよいかもしれない。あるいは、月曜朝一、取引が薄いのを利用しての、ユーロのもう一段の下げがあるかも。
<為替相場>
ドル円    76.50~78.20
ユーロ円   102.20~108.50
ユーロドル  1.3250~1.3850
ユーロ以外の通貨は、それほどの下落ではなかった。ドルと円にたいして、100ポイントぐらいか?やはり、利上げというつっかえ棒がなくなったユーロが独歩安になった。 ユーロは、クロス円で100円を割るかもしれないと考えている。ドルで、1.2000台まで下がるか?
ギリシャの結果発表がないので、だらだら下げるか、いったん買い戻されて、それから下げるか?
重要指標は、前半はイギリスの指標が多く発表され、後半は、アメリカのものが多く発表される(ポンドが底堅いのは、この重要指標を、意識してのものか?そうであるならば、ポンド売りが面白いかも)。
もし、月曜に、円全面高やドル全面高になるようであれば、NZか豪ドルを買おうかと考えています(もし暴落するようであれば、介入があるかも)。
小泉はあまり評価はしていないのだが、もし介入するのであれば、小泉のように、世界各国にお伺いを立ててからするのでなく、単独であっても、断固として介入するという意思が必要とされる。それ以外では、円安に戻すのは無理だ。
ユーロの下落は、まさに下の言葉がぴったりと合うな。
すべての道はローマに通ず by ウシ象
<株式市場>
日経平均     8250~8800
ギリシャしだいの値動き。アメリカの景気ではなく、ギリシャデフォルト次第である。月曜は買い向かってもいいかな?
しかしながら、来週は、冒頭で三連休があるので、週末の持ち越しは危ないかも。
しかも、休みあけての20日と21日とは、QE3について、何らかのアクションのあるFOMCがあるので、月曜買うのであれば、週末までに、ポジションを閉じる必要がある。

 

突然ですが、ウシ象物まねコーナー
「こ、これは、いったい・・・・・・」
あまりにも似すぎている。とくに、声の響きや抑揚の付け方。本人に酷似している!さらに、顔の表情、しぐさまで・・・完璧です!
ウシ象、ひょっとして、物まね芸人に転職か!?
(明日の相場が気になるので、早く寝よう!)

5件のコメントがあります
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    鬼瓦 厳蔵さん
    2011/9/13 19:36

    いつも質問してばかりでスミマセン^^;

     

    ギリシャが破綻すれば、

    債権と金とドルと円以外は暴落するような気がするのですが、

    仮にギリシャが破綻したと考え、

    ギリシャの破綻後の世界経済はどのように変わるとイメージされていますか?

     

    それから、

    ギリシャ破綻後に下げ止まった所で、ユーロ買いを狙うつもりなのですが、

    短期のショートカバー狙いは危険でしょうか?

     

     

    実は、モウ山先生には遠く及びませんが自分もモノマネが出来ます。

    十八番はプレイステーションに電源を入れた時の起動音です!

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    モウ山 ウシ象さん
    2011/9/13 21:33

    まず第一に、ギリシャの破たんにより、何かが起こるというよりも、ギリシャの破たんは何かが起こったための、一つの通過点であると考えたほうがよいでしょう。
    つまり、ギリシャの破たんにより、EUの金融機関などが、破たんする可能性もありますが、それは、いつかは起こったことで、それが、 ギリシャの破たんで、少し早まっただけのことです。
    人々は、ありえるはずのない錬金術をうみだしたと勘違いしてしまい、金融バブルが発生。そのつけを、これから払わなければならないことになるでしょう。
    つまり、世の中が変わるというよりも、いまが変化しているところで、ギリシャの破たんは、その変化の一つと考えています。変化後の世界は、日本の失われた10年、つまり、公共事業で、なんとか下支えして、次のバブルを待つ。日本はアメリカの不動産バブルで、なんとか、息を吹き返しました。そのような状態に、アメリカ、ヨーロッパが陥ると考えます。
    新興国は、先進国の需要に答えるかたちで、次第に経済力をつけてきましたが、その需要自体が、細ってしまいますので、新興国の景気も次第に、悪化していていくことになるでしょう。
    もし、最悪な状態になるとすれば、すべての国が、自国を守る必要が生じるので、ブロック経済圏のようなものが、発生する恐れがあります。ひょっとしたら、ドイツが、EUを守りたがっているのも、単一通貨による、そうした経済圏がいずれ必要になる可能性があると考えているのかもしれません。
    想像の範囲で申し訳ありませんが、以上のようになると思います。
    ユーロのショートカバーですが、ウシ象も狙っています。危険か危険でないかは、レバレッジをどれだけかけるかです。あと、どれだけ下げるかわからないので、できるだけ、ひきつける必要があるでしょう。おそらく、ユーロが、下落した場合、スイスが介入してくれる可能性が高いので、結構おいしいのではないかと考えています。
    ユーロがいまいち下げきらないのも、スイスが睨みを利かせているためではないかと、考えています(最近スランプで、週初めから、トレードで、700ポイントぐらい、利益が出ているのですが、欲が出て、損切りさせられたりしています。しばらく、様子見でチャートを眺めるか、小額でトレードしようかと考えています)。

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    鬼瓦 厳蔵さん
    2011/9/15 05:40

    有難う御座います、超勉強になります!m(_ _)m

    モウ山先生の考えを参考にさせてもらい、

    ギリシャ破綻後のイメージが見えて来ました!

     

    何やらドイツ、フランスが、

    ギリシャを救済するような動きを見せ始めていますが、

    この動きは欧州の銀行に資本注入したり、

    ギリシャショックに備えるための時間稼ぎと考えられるでしょうか?

     

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    モウ山 ウシ象さん
    2011/9/15 07:18

    このドル安の動きは、おそらく、QE3に対する動きではないかと思います。

    一応、ドル円で、ドル売りをしています。

    ドイツとフランスのことですが、一応、ニュースによるとギリシャの救済ということに思えますが、両国が言っていることは、ギリシャが7月21日の協定を実施せよと言っているだけで、なんら、具体的な救済案が出たというわけではないです(それ程、ユーロが値を戻しているわけではないようです。電話会談で、くそ野郎デフォルトしやがれ!などとはおそらく言わないでしょう)。共同債にしても、結局は、豚どもに足が引っ張られて、その価値はEUが考えるよりも、低いものになるでしょう。

    欧州の銀行に資本注入するということになると、騒ぎが、大きくなる恐れがありますので、実際の対応はギリシャが飛んだあとかなと考えています(すべての銀行に一定額の資本を注入することは考えられます)。

    ギリシャが飛ばずに済めば、それでよいのですが、サルコジ、メルケルが、いつまで、大統領で入れるか、というところに、今後のEUの命運がかかってきます(選挙に負けたと、イスラエルのように、極右政党が、政権を握るかもしれません。不景気な今、フランスは、移民に対する反感が強いともいわれます。やつらが、職を奪っていると焚きつければ、どうなるかと考えています)。

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    鬼瓦 厳蔵さん
    2011/9/15 18:22

    勉強になります!!m(_ _)m

    たしかに今資本注入を行えば、噂だけでユーロが急落しそうですね。

    たしかに、フランスもアメリカも移民者の扱いが酷いので、

    また暴動が起こりそうですね^^;

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