料理修行したこともないコックにお店の厨房を任せたり出来るでしょうか?
そんなことをする人間はまずいない。
大体、料理修行したこともないコックなどいない。
しかし、こと政治に関しては、
政策について勉強してない政治家にほいほい大臣を任せたりする。
そういう政治家ばかりの政党に平気で政権を任せたりする。
政策について語れない人間に平気で投票したりする。
ゆえに、政策を語れない政治家が大量に生まれる。
うまい料理を作ります、というのは誰でも言える。
大事なのは、どういうふうに作るのか、ということである。
その作り方が理に適っているか、ということである。
理に適った具体的方策、、、それをより多く語れる候補者に投票しないと、国民生活は右肩下がりになる一方である。
スキャンダルとかはどうでもいいことである。 コックは私生活でだらしなかろうが、旨い料理を作れれば問題ない。 犯罪でも起こさぬ限り、私生活を詮索し、監視する必要はない。 監視しまくってコックのコンデイションが上がるとも思えない。
顔がかっこういいからとか、雰囲気が信頼できそうだからとかも、どうでもいいことである。 コックらしい雰囲気を漂わせていても、コックは料理を作ってなんぼ、政治家は政策を語ってなんぼなのである。
選挙の時には、高価で大事な品物を買うときと同じように、慎重に政治家を選別せねばいけませぬ。 品物の価値と別のところで選別してはなりませぬ。
結局、選挙を通じて、国民の甘さが政治家の甘さ、国民の無責任が政治家の無責任に伝染するのです。