ポイント
米国株式市場が大きく反発したことを受けて、今日の日経平均株価も高めのスタートが期待できそうです。8,880円の近辺での寄り付きを想定しています。国内の経済指標が豊富ですが、気になるのは米株先物の動向。オバマ大統領の景気・雇用対策の演説や、ミネアポリスでのバーナンキFRB議長の講演を前に、底堅い推移になると見ています。したがって、日経平均株価も堅調なザラバ展開と考えています。
米国マーケットを振り返る
大幅に上昇して始まったダウ平均株価は、その後も着実に上げ幅を拡大して、275.56ドル、2.47%高で終えています。
ギリシャへの金融支援を違憲とする訴訟が棄却されたことが好感されて、欧州市場が好調であったことが、ダウ平均株価を押し上げました。ドイツ(DAX)市場は4.07%の急騰を見せています。
加えて、8日に予定されているオバマ大統領の演説で、景気・雇用対策の規模が3,000億ドルに達することが伝わると、マーケットは一段と上げ足を強めたように見えます。
VIX指数は9.78%低下して、投資家心理の好転を示唆していますが、ザラバでの着実な低下が目を引きます。
個別銘柄では、マーケットの環境の良さに加えて、一部経営陣の交代が好感されたバンク・オフ・アメリカが7.01%の急騰を見せています。
今日の日経平均株価は?
CMEの日経先物価格(円ベース)8,880円の近辺を、今日の日経平均株価の寄り付きのメドとしています。
ドル円は比較的に小幅な推移となっています。
今日は、7月の機械受注統計、国際収支統計、特定サービス産業動態統計速報、そして8月の景気ウォッチャー調査などの経済指標の発表が続きます。決算は、積水ハウスなど12社ほど。
これらの指標も気名なりますが、やはり注目は米株先物の動き。オバマ大統領の景気・雇用に関する演説、ミネソタ州ミネアポリスでのバーナンキFRB議長の講演、さらに7月の貿易収支や消費者信用残高の発表が控えています。
現時点では、堅調な米株先物の動きを反映して、日経平均株価も堅調な推移を想定しています。ただし、前日に急騰した米国マーケットの一時的な反落もありうるので、目を離すわけにはいかないようです。
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