野田新内閣のスタートは増税路線のスタートでもあると思います。
しかし震災復興や赤字財政の建て直しに増税が必要かつ有効かとなると少し疑問が残ります。
そもそも増税はバブル抑制やインフレ対策の筈ですから
それをデフレの環境下で実施するというのは何だか本末転倒の様に思えます。
おまけに増税によって税収が試算通りに増えるとは限りません。
過去の消費税増税後に政府の財政が一段と悪化したことを考えれば
「増税=税収アップ」ではなく、「増税=無駄使いの増加」に繋がり兼ねないと思います。
さらに間接税(特に消費税率)をアップすれば、低所得者層や中小企業はアップアップで
益々景気が落ち込むことは目に見えています。
つまり今は増税どころかむしろ減税して然るべきでしょう。
それでは財源を何処から捻出するかという話になりますが、検討すべき候補は幾らでもあると思います。
先ず第一の候補は余剰金が200兆円に上るのではないかと云われる特別会計の活用。
第二は国民が最も望んでいるであろう無駄の排除。
事業仕分けも茶番劇にしか映りませんし、仕分けの対象になっていない無駄の方が
はるかに多い様な気がします。
要は真剣にやる気があるかどうかの問題だと思いますね・・・・・・
例えば公益法人の一つである日本相撲協会は年間収益がおよそ140億円ありますが
チケット収益は無税、国技館の固定資産税も無税だそうです。
無論公益法人としての使命をきっちり果たしておれば誰も文句は言いませんが
事実上外国人力士の出稼ぎの場と化した大相撲が、日本の伝統を守っているとはとても思えません。
いっそ株式会社にして、しっかり納税して貰った方が余程公益になるのではないでしょうか。