はるるっぴさんのブログ

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金融機関についての一考察

素人のひとりごと日記です。

 

金(ゴールド)のネックレスを買った女性から話を聞いた。
今、細いネックレスが流行していると店員さんから勧められて購入された。
ご主人には、お値段も安かったと言っているらしい。(それでも高いと思う。)

 

金(ゴールド)の値段が高くなっているので
細いネックレスが流行しているようです。

 

「チェーンが細くなったらダイヤモンドがより大きく見えます。」
(店員さんの話法より)

 

金買い取り店では、金の量が多いので
喜平ネックレスを高額で買い取ってくれるようです。


金買い取り店のチラシでは、細いネックレス歓迎とは書いていない。

売る方と、買い取る方との立場が違うようです。

 

(大手貴金属店に買い取ってもらう値段が適正価格になる。)

 

金(マネー)と金(ゴールド)の知識にうとい、一部の日本人が

熱心に金(ゴールド)を売っている間は
金価格が天井をつけているとは、思えない。

 

金(ゴールド)価格のレンジは、1トロイオンス
1500ドル~2500ドルと考えている。(一般的な見方)


価格が上昇するだけでなく、急落する時もあると思う。

上値の2500ドルについては、以前の日記にも書いた記憶があります。

 

2500ドルの根拠は、ある程度、物価上昇率を参考にしている。

通貨供給量を根拠にするともっと上値が高くなる。

 

利息も配当も付かない金(ゴールド)の価格が上昇すると
ロクなことがないので注意してほしいもの。
(リースレートはある。)

 

この予想レンジは、現在の見方であって
将来変わってくると思う。

 

(そのときの環境が変われば予想も変わる。)
(専門家のように上がれば強気、下がれば弱気の予想と関係ない。)

 

予想通りにならないのが相場だと思っています。

 

・・・

 

さて

 

金融機関について感じることをコメントしたい。


専門的な書物で解釈されていることではなく、別の一面から見る。
ある顧客の視点にすぎない。

 

金融機関には、優秀な人もいる。
そうでない人もいる。

 

金融機関でも、本当に優秀な人は、少数派だと思う。
(個人的な考えにすぎない。)

 

忙しい方が多いようです。
(忙しいとは、心を亡くすと書く)

 

日本の国債は、国際金融との関係でも
今、大変な状況になっている。

 

米国債を代表に世界のソブリン債も大変な状況になっている。
今まで、漫然とリスク・フリーと考えられていたものが
そうではなくなっている。

 

特に日本国債を
多くの金融機関がたくさん保有している。

 

個人差はありますが、日本の金融機関の頭脳は
外国資本の金融機関に対して相当遅れていると感じる。

 

現在、世界金融危機が進行しているので
金融機関のプロから資産防衛のアドバイスを受けたいところですが
時代の変化に対応できる熟練度の高いプロが少ないように感じる。

 

どうして金融危機が発生したのか?
金融の世界で今何が起きているのか?
これからどのようなことが起きる可能性があるのか?

 

この3点だけでも自分の考えを持っている人は少ない。
(それどころではなく、たくさんの投資信託が次々と
 販売されているので覚えるだけで大変と思います。)

 

昨今の金融機関について感じることを箇条書きにしたい。

 

○中長期経営戦略

 

中長期戦略と言えば聞こえはよいが
経営者が決断できないことが散見される。

 

○頑張っている人たち

 

証券会社の本社の中堅社員さんと話をすると
一所懸命頑張って勉強している社員もいる。

 

○銀行の店内にあるマーケット情報

 

銀行の店内には、投資信託を販売しているのに
マーケット情報が少ない。


銀行には、店頭にマーケットに関連する情報があまりない。

 

店内では、お客様に有利なキャンペーンのポスターなどが貼っている。

店の中に入れてもらうと
個人別売上メーター表が貼ってあるのを何度か見たことがある。

 

営業なので、それでもよいのでしょうが・・・

 

先日、お会いした地方銀行の支店長は

「投資は、苦手です。これから勉強します。」

と言っていた。

 

少し昔、お会いした優良地方銀行の常務さんは

「うちの頭取は、これからは、フィービジネスの時代だと言っている。」

と言っていた。

 

○メガバンクの部長

 

わかっている人もいるが
まわりの状況がわからなくなっている人もいる。
(自分の関係する仕事しかわからない人が増えている気もする。)

 

○運用部長と金融部長

 

肩書きだけで、商品の売り子のような感じもする。
大手金融機関のチーフエコノミストと話をしたが
それなりの話はされるが「サラリーマンだなぁ~」と強く感じた。


もちろん、専門的な知識は、かなり豊富だと思った。

 

何回も証券会社や銀行の方たちにお会いしたことがある。
一般的な人々よりも勉強されていて情報を持っているが
単なる売り子さんが多い。

 

全体的に、視野が狭くなっているように感じる。
(わたしも立派なことを言えるレベルではないが

 普通に一人の顧客として感じる。)

 

マーケットを語れる人は少ない。
(内容に間違いの多い)レポート以上のことは言えない。

 

まして、店頭などでデリバティブの話を質問すると
顔色が変わる行員さんもいる。

 

プロが運用する投資信託はいかがですかと言われても
運用する人の顔とハートがわからない。

 

サラリーマンのファンドマネジャーは、横並び運用をすることもある。
(赤信号みんなで渡ればこわくない。)
(投資信託での運用は、決算があってやりづらい面もある。
 運用成績を安定的に上げるのは、簡単ではない。)

 

ファンドマネジャーとカッコよくいっても
他人のお金だから、そんなことができるのかと思えるような
ハイリスク・ローリターンのポートフォリオを組んでいるところもある。

 

実際、世界金融危機の前、銀行株が一番危なかったのに
ほとんどの日本株の投資信託は、メガバンク株を上位組み入れ銘柄にしていた。

 

フィデリティ投信など、銘柄の組み入れにオリジナリティーを感じたが
金融危機後、フィデリティの有名な日本株運用担当者たちはいなくなったと聞く。

日本株の運用のプロが少なくなったことを示唆するものと思う。

 

一部の幹部クラスの優秀な銀行マンと話をすると
専門的な話を鋭い視点で話をされる。

(わたしは、聞き役です。)


しかし、通貨論、国際金融システム、デリバティブの話はあまりない。

 

○銀行の行員さん

 

富裕層担当の行員さん。
お客さまに提案することが受け入れられない。


それぞれのお客さまが何を考えているのかよく把握されていない。

 

融資の知識があっても、投資の知識が不十分。
テレビなどに登場する、机上の説明しかできない専門家と同じような感じ。
お客さんに損させてしまう。

(まぐれで最初成功するときもあるが、長く続かない。)

 

教科書の知識はあるが、実践を経験されていないので
的確なアドバイスができない。

 

オリンピックやワールドカップの話題性もあり
ブラジルの債券や株式なども推奨されている。

 

しかし、実際に、ブラジルを訪問して実査したうえで
推奨されている根性のある人は、少ないように思う。

 

証券マンに聞くと、オーストラリアドルや
ブラジルレアルの人気があると聞くが
人気がなくなったら売られるかもしれない。

 

ジャパンマネーの必要以上の流入による
オーストラリアの不動産バブルも気になる。
(個人的に為替取引には興味はないが、株式投資に必要な知識になる。)

 

株式投資は、もちろん経験がないとわからない。
先物・オプション取引の経験もないとわからないことも多い。
(仕方のない面もある。)

 

○コミュニケーション

 

パソコン操作によって情報収集はすぐれているが
人と人とのコミュニケーション能力が落ちているように感じる。

(そうでない人もいるが、一般的な話になる。)

 

金融マンが丁寧に説明できなくなっている。

 

○企業の中のファイナンシャルアドバイザー(ファイナンシャルプランナー)

 

マーケットについて詳しく語れる人がいない。
(表向きの情報がほとんど)

 

何を情報発信しているのかわからない。


単に商品を売っているだけで
お客さまに価値のある金融情報を
提供されている人は少ないかもしれない。

 

日本の不動産バブル崩壊以降
銀行の立場は弱くなっており

 

疎遠になっている取引先
無理が言えない取引先

 

そのような取引先が増えているのだろうか。

 

また

 

先輩による後輩の指導もできていないように感じる。

 

それどころか、知的好奇心のある若手から見れば

頭のかたい上司が上に何人もいて勉強の邪魔をする。

 

目先の仕事に追われてしまい
金融の深い知識をつけることができない。

 

ある証券マンに聞くと
マーケットを詳しく語れる
先輩は、10人に1人くらいと言っていた。

 

いけいけどんどんタイプの人も多いと聞く。

結果、しつこい営業になりやすい。

 

○お客様

 

お客様も勉強していない人が多数派だと思う。
お粗末なマスコミの表面的な情報を鵜呑みにしたりする。

人生経験豊富なご年配の投資家にも意外と多い。

 

学校の教育者も実務的な知識がなく
教科書的なことしか教えてくれない。

(例外もある。制度的な問題もあると思う。)

 

学校の先生と話をしても、世の中のことを理解していない先生がいる。


そのような先生から教えてもらう生徒から
人財が輩出されることは、少しまぐれに近い。

 

生徒の中には、自己発電して、努力している子供たちもたくさんいる。
しかし、正しい学問の羅針盤と人間形成の道筋を教えている
先生がどれほどいるのか疑問もある。

 

聡明な親もいるが
その親も子供のことを任せすぎの面もある。
(特に父親が仕事の忙しさもあり、無関心のケースが少なからずある。)

 

よい意味で教育にも真面目に関心を持ちたいもの。

(国や会社でも余計な仕事を作る人がいるので困る。)

 

・・・

 

理屈の世界と理論と実務の世界は違う。

幸運にも生徒会などを経験した子供から良い人財が育つことがある。

人間力の教育の進歩に期待したい。

 

以前、機会があってお話をした
大手学習塾の先生も同様のことをおっしゃっていた。

 

読書についても良い本は20冊に1冊くらいと先輩から教えてもらった。


読む本を選ぶべきと思う。一般的に人気のある本に良書は少ない。

人気のある本ではなく、良い本を読みたいと考えている。
(人気のある本の中にも、良書はある。)

 

お客様の立場の人も、可能であれば、少し勉強すべきかもしれない。
利己中心的、金儲け重視の心に余裕がない人は、投資に向かない一面もある。

 

損切ができない人も投資には向かない。


株や投資信託の価値が下がるのを見ているだけになる。

資産家の中でも、資産管理簿ができていない人もいる。

 

○実務の世界

 

実務の世界では、教科書と違って
悪意のところもある。(法律的な善意の人が間違った情報を提供してくる場合もある。)
難しいところが多い。(経験が必要になる。)

 

統計資料のトリックに気づけるくらいになりたいもの。

 

○金融機関の役割

 

証券会社の本来の役割、銀行の本来の役割
それぞれの社会的な責任を果たしているとは必ずしも思えない。


現実は、手数料の取れる商品を売りつけているだけ。
(そのように言っている人もいる。)

 

将来、その矛盾が繰り返し出てくるだろう。

(クレームになる。)

 

お客さまに損させて、自分たちはサッサと転勤してしまう。
その点、地元の信用金庫の方が逃げられないのでよいかもしれない。

 

金融機関は、手数料を増やすことだけでなく
金融情勢とお客様の状況を理解して
善良なお客様の資産を守ることを競うべき

 

(金融機関は、競争も激しく、さまざまな規制もあり難しいことはわかる。)
(本来あるべき姿に近づくことは、不可能ではないと思う。)

 

企業体質の古い金融機関もある。
言行不一致の金融機関もあるのでしょう。

 (簡単な問題ではないことはわかります。)


やり方の間違っているところも、少なくないかもしれない。

もちろん、真面目な金融機関もある。

 

 

あるべき姿でお客様から信頼される
日本の金融機関が増えることを期待したい。

 


 

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