昨日の米国株は大幅続伸した(DJIA +254.71, NASDAQ +82.26)。背景には、ハリケーン・カトリーナの被害が予想以上に少なかったことや7月の個人消費支出が良かったことがある。相場とは関係ないが、日本では台風を発生順に番号を付けるのに対して、米国ではハリケーンにカトリーナというようなポピュラーな人名を付ける。 もし、日本で台風に「台風一郎」などという命名をしたら気象庁は大ブーイングを受けるだろう。彼我の文化の違いが面白い。
米国株の大幅続伸を受け、本日の日本株全般も続伸した。東証1部では、上昇銘柄数が1,393に対して、下落銘柄数は185となった。騰落レシオは76.37%。しかし、高く寄り付いた後は伸び悩む銘柄が多かったように感じる。その意味では力強い上昇ではなかった。
TOPIXも日経平均も高寄りして始まったが、その後は膠着状態が続いた。上ひげ付きのほぼ寄引同事線となった。8月19日に空けた窓を埋め、下向きの10日移動平均線を完全に回復したので、時の利は買い転換した。さらに、ダブルボトムを形成後、下降トレンドラインを上抜けした。市場関係者の次の目標は下向きの25日移動平均線であろう。しかし、昨日も今日も日本株が反発したのは米国株が大幅高となったからであり、日本株固有の理由で反発したのではないことに留意しておきたい。
TOPIX +9 @767
日経平均 +102 @8,953円