グーグルのモトローラ買収、
HPのパソコンやスマホ・タブレット事業見直し、
ジョブズ氏のアップルCEO退任などなど、
話題に事欠かないスマホ・タブレット業界。
しかし、国内メーカーで携帯事業で生き残れるのは
2~3社ではないかと思う。
(既に合併・撤退は始まっているが、
まだこれからもあるだろう)
なにせ、スマホ・タブレットはもうパソコン化しているのだ。
つまり、主要アイテムをそろえれば、どこだって作ることができる。
例えば、心臓部となるCPUやGPU等のチップにしても、
クアルコム社やnVIDIAなどから仕入れる。
(※内製化しているところもある)
魂となるOSにしてみれば、
Android(またはWindows Phone)をインストールすればよい。
タッチパネルに至っては、日韓台の色々なメーカーが作っている。
こうなってくると、水平分散で(極端に言えば)組み立てるだけになってしまう。
明確な差別化ができるのは先駆者で独自OSのアップルぐらいだ。
差別化にしたって、ガラケー機能の取り込みでは、
うまくいっても他社にすぐ真似される。
(タッチパネルの感度を争っても同様)
あとは世界的なシェア争いになる。
海外でかろうじて存在感があるのは、ソニエリぐらいで、
シェアの乏しい他の日本メーカーは海外展開によるシェア拡大を急ぐしかない。
本来なら技術先行ではなく、ビジョンありきの革新性が望ましいのだが、
そのビジョンを示せるメーカーは日本にあるのだろうか。