スペクトラム・アセット・マネジメントの最高投資責任者(CIO)、フィリップ・ジャコビー氏の推計によると、バフェット氏率いる米投資・保険会社バークシャー・ハサウェイが購入したBOAの優先株の価値は約35億3000万ドル。シカゴに本拠を置くCSSのパートナー、クレイ・ストルーブ氏は、ニューヨーク株式市場でのこの日のBOA株の終値(7.65ドル)を基に計算すると、出資分に含まれているワラントは約27億3000万ドルになると話した。
ルイジアナ大学のライナス・ウィルソン准教授(金融学)は、「バフェット氏にとっては間違いなくおいしい取り引きだ」と述べ、「BOAにしても、バフェット氏に認められたということだから、今後ほかの投資家から資金を調達する際に容易になだろう」と分析した。