正坊さんのブログ
ブログ
非不胎化?もっとマシな日本語はないのか
金融用語って素人には直感的に分かりにくい言葉がよくあるけど、最近ときどき聞
く「非不胎化介入」もそう。
「非」と「不」で二重否定するものだから、すんなり入ってきません。
まあ、昔の言い方ならもったいぶって「~せざるべからず」というのと似たような
もんですか。
で、二重否定の対象はなんのことはない「胎」の一文字。これでインフレの可能性
を含むことを表しているそうな。したがって、「不胎化介入」だとインフレになら
ないように、ドル買いで市場に出た円を国債を売って回収することで、「非不胎化
介入」だと逆に円を放ったらかしにするということだとか(まあこの辺はかなり大
雑把、皆さんの方が詳しいでしょうね)。
誰が最初に言い始めたのかは知らないが、もっと適切な日本語を見つけられなかっ
たのかと思います。それとも、どうせ素人が耳にすることはないと思ったのか。
アタシはIT業界に長くいてソフトウェアの仕様書やマニュアルなんかもよく書いて
たけど、二重否定の単語や文章なんかがあったら検査部門で一発不合格でした。
どの業界でも、日本語はよく吟味して使ってもらいたいものです。自分たちだけに
通用する言葉を多用していると、どっかでそれが元で限界にぶつかるのでは。
ところで、みん株の買い予想がこれを書いている時点で80.5%。なんか久々に80%
を超えたようです。底を打ったと判断している方が多いのかな。
多分、難しいこと言いたい人の集まりだからなのだと思います♪
「え?それはどういう意味なんですか?」
と問われて解説するのが快感なんですよ、きっと(笑)
なるほど、納得です。
次の首相には言葉を大事にして、それを聞いた相手がどう感じるかに
敏感な人になってもらいたいですね。
福井前日銀総裁が使っていた「蓋然性(がいぜんせい)」という単語。
この単語もこの人の発言で初めて知った単語でしたし、この人以外の人から聞くことのない単語です。
判り易く言ってくれ!そう思う事は少なくありません。
>福井前日銀総裁が使っていた「蓋然性(がいぜんせい)」という単語。
なんか哲学ででも出てきそうな言葉ですね。。
>判り易く言ってくれ!そう思う事は少なくありません。
まったくですね。アタシも日記を書くときはけっこう気にしてるつもり
なんですが、ときには怪しかったりして・・・。