ソードさんのブログ

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安さが高コストを産む

ここ数日は、中国産の冷凍ギョーザがにぎわしてますね。
実際のところ、製造工程で混入したのかそれとも流通過程での購入なのか、ここで議論はしません。
けど、今の仕事は品質管理をやっているだけに他人事ではないのですよねぇ。
で、今日は今回のことに関わること。
日本の食糧は、現在のところおおよそ70%が輸入に頼っています。
農業労働者人口の減少や、コストの問題があるのでしょうか考えてみると深刻かつ危機的な状況です。
たしかに、貨幣価値の観点からも日本で生産するより他の国(主に開発途上国)で生産したほうが安いは事実です。
が、これってとんでもない状況なんですよねえ。
たとえば、日本は気候的に問題なくても海外で気候変動や政治・経済が混乱すれば輸入が日本の食糧事情は悪化します。
当然、国内に流通する食糧が減れば価格は暴騰(というケースもあるってことで)します。
そうなれば、他の消費は減退しますし株価だって下落します。
そういったことを防ぐ上でも、農業生産に対して新規参入がしやすい環境を整備しないと食料不安が招く株価暴落ってシナリオもあります。
安く購入できることは、一消費者としてはありがたいことですが一方では輸入できないときは恐怖です。
安いってことは、その裏にあるものも我々消費者が見ていないといけませんね。
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