欧州株の大幅安、米国金融当局による欧州銀行の米国部門に対する監視強化報道、さらにフィラデルフィア連銀景況指数が2009年3月以来の低水準となり、昨日の米国株は大幅安となった(DJIA -419.63, NASDAQ -131.05)。
これを受けて本日の日本株全般は大幅安となった。東証1部では、上昇銘柄数が241に対して、下落銘柄数は1,324となった。騰落レシオは67.57%へ低下した。トヨタをはじめとする輸出型主力銘柄が下げたのは昨日までの動きと変わらないが、昨日まで逆行高していたグリーやディー・エヌ・エーも反落した。
TOPIXも日経平均も大きな窓を空けて下放れして始まり、短陰線で終えた。どちらも終値では8月9日の終値を割り込んだ。
TOPIX -16 @751
日経平均 -244円 @8,719円
日本株も含めて世界の株式市場が総悲観となっている。「まだはもうなり、もうはまだなり」の相場格言の通り、下げるべきところまで下げたら、それ以上の安値で売りたい人がいなくなることにより底値を打つが、事前にはそれがいつか分からない。だから、売り玉はトレーリングストップで或る程度反発したら自動的に手仕舞いできるようにしておくと気が楽である。その間、他のことに時間を使える。本日の高値の少し上に、トレーリングストップを引き上げた。