為替少年さんのブログ
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日経新聞と日経平均
本日の日経新聞の社説を読んで残念に思った。
明らかに消費税増税を既定路線とすることを読者に刷り込む内容となっていたからである。
増税を語らない政治家は無責任であるといったニュアンスであったり、消費税増税は経済への負荷が小さいとか・・・
冒頭に日本の財政赤字についてコメントしているが、消費税の増税で赤字を削減しようとするなら、税率は30%への引き上げでも足りないという現実は無視している。
5%の引き上げで税率10%と言うのが目先の案ではあるが、5%引き上げれば国民の使えるお金は5%減り、明らかに消費が5%は減退し、デフレが止まらないというリスクは全く無視し、経済への負荷が小さいと書いてある。
もう何年も増税や緊縮財政で日本の財政立て直しを試みて失敗を重ねてきているのに、景気刺激策を語るわけでもなく、増税を支持する姿勢は正直疑問である。
野田財務大臣が打ち出している政策を支持するかのような社説であり、日経新聞の姿勢がよく判る。これまでもあったように、今後はアンケートによる次期総理候補の人気投票結果を掲載するのだろうが、たぶん増税路線を語る政治家が上位になるランキングが出てくるのであろう。誰に聞いたのかもよく判らず、新聞社が勝手に作ったランキングとも言われているものを、鵜呑みにしてしまう日経新聞信者が世の中には少なくないので非常に残念に思う。
日経新聞は社会人1年生の時から20年以上も読んできた新聞なので、慣れ親しんだ新聞ではあるが、本日の社説を読んで解約を真剣に考えようかと思った。
しかし、株式市場の不安定な動きが止まらない。
昨日のNYダウの下落を受けて本日の日経平均も弱い。
ふと思うが、増税路線が確定すると消費が減退するため日本の景気浮揚はますます見込めなくなる。日経平均がどこまで下がるか具体的な数字が見えていないが、ドル円相場と同じで下げ続け、バブル後の最安値を割り込んで、6000円台や5000円台になってしまわないかと、そんな不安さえ覚える。
ドル円が100円を割れたときに、90円は割れないよと皆が言い、90円を割り込むと80円や過去最安値の79円台では反発するよと変わったが、いまや76円。
日経平均は一体どこまで下がるのか・・・
日経平均5000円代・・・・ あったら怖いですね(^_^;)。消費税の引き上げもイヤです。主婦としては・・・
プロフィール画像のコインが光っていて素敵です。(^^)。