prenomairさんのブログ

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バリュー投資家への肝試し相場(終了?)

 自分も含めたバリュー投資家は、相場が総悲観になっている時こそ果敢に買えといった類の格言を心の拠り所としているはず。どうでしょう、買えているでしょうか。

 今回の急落が少し妙だった気がするのは、どこか”パニック”と思わせる症状があまり感じられず、投資家は冷静に投げ売りを行っていた印象さえ受けた。
 いきおい、相場急落で元気づかなければならないはずがこちらも無駄に冷静になってしまい、結局、金融資産の10%弱を大好きな総合商社とタバコ株に追加投入した程度で相場は反転を始めた(ように見える)。
 これから本格的な肝試し相場に突入するのか、単なる調整だったのか、目が離せないところだ。本音としては、もう一度ダウが10,000ドルを切る程度まで急落して欲しい。買いそびれたという悔しさもあるし、バリュー投資家として踏み絵に参加してみたいのだ。自分は今後の世界経済や株価の長期的な推移について、極めて楽観的な視点を持っているから、強がりではなく急落大歓迎だ。

 急落の原因となったソブリンへの懸念は、今後10年やそこらで解決するような問題ではないだろう。投資家としては爆弾を気にしすぎて萎縮するのもチャンスをみすみす逃すことになりかねない。問題が簡単に解決するわけではないからこそ、その問題を棚上げしてみるというのもいいんじゃないかと思う。
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