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日経平均18円安、週末要因に押される=12日後場

12日後場の日経平均株価は前日比18円22銭安の8963円72銭と続落。手じまい売りに押されてマイナス圏へ沈んだ。下値は限られたものの、週末で積極性は乏しく、戻りも鈍かった。株価指数オプション8月物のSQ(特別清算指数)推定値は9054円49銭。東証1部の出来高は20億2926万株(うちSQ分は概算で1億400万株)。売買代金は1兆4326億円(同1096億円)。騰落銘柄数は値上がり677銘柄、値下がり838銘柄、変わらず145銘柄。

 岩井証券・イワイリサーチセンター長の有沢正一氏は「依然として予断を許さない状況。国内では新規の材料がないため、前日の欧米株の動きにサヤ寄せし、アジア株にらみで神経質な動きとなり、その日の晩の欧米株を前に手控える、という流れが続きそう。ただ、国内では再生エネルギーや、復興需要と、外部環境には揺さぶられない買い材料がある。中小型の内需株には買いが入るだろう」と指摘している。また、フランスなどはカラ売り規制を決めたが、「不安心理が売り要因なので、社会的な不安を抑えるという意味では評価できる」としている。

 業種別では、日産自 <7201> など自動車株が売られ、トヨタ <7203> は年初来安値を更新。浜ゴム <5101> などタイヤ株も下押した。日電硝子 <5214> などガラス株もさえない。商船三井 <9104> など海運株も軟調。三菱地所 <8802> など不動産株も下落した。日本紙 <3893> など製紙株の下げも目立った。関西電 <9503> 、大阪ガス <9532> など電力株も下げ基調。味の素 <2802> 、JT <2914> など食品株も売りが先行した。個別では、11年9月期第3四半期で連結営業益の進ちょく率が6割程度のホソミクロン <6277> が値下がり率トップ。ほか、太陽誘電 <6976> 、スクリーン <7735> 、主力大証の任天堂 <7974> などが安い。

 半面、国際帝石 <1605> など資源開発株は堅調。ファーストリテ <9983> など小売株も買いが継続した。東和薬品 <4553> など医薬品株もしっかり。KDDI <9433> など情報通信株も底堅く推移した。12年3月期第1四半期連結で黒字を計上したソースネクス <4344> は一時ストップ高。東急 <9005> 、サカイ引越 <9039> など陸運株も引き締まった。個別では、11年9月期第3四半期連結で黒字転換のコナカ <7494> や、子会社が韓国企業と有機EL関連を共同開発する保土谷化 <4112> などが高い。なお、東証業種別株価指数は、全33業種中、20業種が下落した。

提供:モーニングスター社
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