為替(円/ドル)とNYダウが形成するトレンドの信頼性の高さから今後の戦略を考えました。
為替とNYダウは週足で見ると50週移動平均線が常に支持線か抵抗線になっています。
10年ぐらいの期間で見ればよくわかり、中長期で投資するならかなり参考になります。
為替(円/ドル)は2007年に50週移動平均線を下回ってから、この線が抵抗線に変わり何度もこの線で打ち返されています。この下降トレンドは現在まで続いており、持続的な円安局面になるにはこの線をブレイクアウトし、支持線に変わったことを確認できなければなりません。つまり、歴史的な円高水準ではありますが、だからといって現段階で円のリバウンドを期待するのは時期早々ですね。
次にNYダウですが、こちらもやはり2007年まで50週移動平均線が支持線で、これを下回ってから抵抗線になっていました。金融危機収束後の上昇でで2009年からは支持線になっています。しかしここ最近の下落でこの支持線を大きく下回ってしまいました。次に50週移動平均線にぶつかったときに押し返されれば、抵抗線に変わり下降トレンドが始まったことが確認できます。
以上から
割安な輸出関連株でもまだ下落の余地があり、まだ買うのは時期早々です。今は現金比率を高め、内需型の低成長だが割安の銘柄を保有する。NYダウの上昇トレンド、円安トレンドが形成された時点で割安な輸出関連株を買うのが私が考える今とるべき戦略です。