バリュエーション的にはかなり割安感が強い

優利加さん
優利加さん

フランス国債までAAAから格下げになるのではないかと欧州金融市場の動揺が収束する見通しが立たず、欧州株式市場が総崩れとなった。これを見て、昨日の米国株は大幅反落した(DJIA -519.83, NASDAQ -101.47)。 株式市場からマネーは逃げ出し、実物資産の金へさらに流入した。1トロイオンス1800ドル台まで跳ね上がった。ドルが売られ、円が買われ、円高が進行した。

 

このような外部環境の悪化を受けて、本日の日本株全般は下放れて始まったが、間もなく切り返し始め、陽線で終わる銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が784に対して、下落銘柄数は757となり、値上がり銘柄数の方が若干多くなった。騰落レシオは67.73%。

 

モーニングスターによれば、本日現在、東証1部の予想PERは13.33倍、予想PBRも0.71倍、予想配当利回りは2.51%と、バリュエーション的にはかなり割安感が強い。だから、打たれ強いのだろう。

http://www.morningstar.co.jp/RankingWeb/SectorTable.do

NYダウが500ドル超急落したのに、日経平均は僅か57円安で終えた。終値だけで見ると何事もなかったかのような反応である。

 

TOPIXも日経平均も下放れて始まったが、直ぐに切り返し始め、どちらも陽線で終えた。

 

TOPIX -6 @770

日経平均 -57円 @8,832円

優利加さんのブログ一覧