日米の株価動向について

スケアクロウさん
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 3月11日の東日本大震災以降の日米株価の動きを見ると、かなり高い連動性が見られます。したがって、ダウ平均株価の大幅下落は日経平均株価にとって大きな重しになりそうです。



 ただし、双方の株価の動きに関して最近の動向が気になっています。日経平均株価からダウ平均株価を単純に差し引いた日米株価乖離が右上がりになっていることです。

 この日米株価乖離とドル円の動きが強く連動していることに注目してきたのですが、大震災以降はその関係が崩れていました。それが再び連動性を取り戻してきたのです。



 もし一段の円高が避けられるならば、日米株価乖離の右上がり傾向が続くかもしれないと見ています。その意味するところは、ダウ平均株価の下落幅の大きさに比べると、日経平均株価の下げ幅は比較的に小さなものになりそうだということです。もし、為替介入の可能性も含めて、円安に振れることがあれば、日経平均株価の下げ幅は一段と小さくなりそうです。

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