FOMCの声明を受け、一時急落したがその後切り返し、昨日の米国株は大幅反発した(DJIA +429.92, NASDAQ +124.83)。米国株式市場は「経済成長は予想よりかなり遅くなっている」の部分に反応して急落したが、その後、「少なくとも2013年半ばまで継続する可能性が高い」を好感して反発したと解釈できる。ゼロ金利政策が2年以上続くと示唆することにより、中長期の金利低下を促そうとしている。
為替相場は短期的には金利差の影響をより強く受けるので、米ドルはユーロに対しても円に対しても趨勢として安くなっている。米ドル金利がほぼゼロ金利ということは、資金を米ドル建てゼロコストで調達すると同時にドルを売り、必要な通貨を買う需要を高めるため、ドル売りを誘発し易い。
米国株の大幅反発を受けて本日の日本株全般も反発したが、動きは鈍かった。反発はしたものの陰線で終える銘柄が多かった。東証1部では、上昇銘柄数が1,291に対して、下落銘柄数は302となった。騰落レシオは70.13%へ上昇した。
TOPIXも日経平均も上放れて始まったが直ぐに失速し、陰線で終えた。安値を更新しなくなり出来高が減少したので、追証発生や恐怖に耐えられなくなったなど、投げ売りはほぼ出尽くしたと見ることができる。3月15日と16日以降の株価と出来高の推移を比べると類推し易いだろう。
TOPIX +6 @776
日経平均 +94円 @9,038円
昨日の米国株式市場は、FOMCの声明後1時間半ほどしか時間がなかったので、消化不足気味だったかもしれない。一夜明けて、本日の米国株の動きはどちらへ動くか?どちらへ動いても原理・原則と基本の通りやるだけだが。
昨日買い仕掛けした銘柄は1銘柄を除き、すべて目標リターンに達したので、手仕舞いとなった。残った1銘柄(工作機械)は、目標リターンを当初の5%から10%に引き上げたので、本日は届かなかった。目標リターンを5%へ戻し、ロスカット水準は-3%から±0%へ引き上げた。1日で5%なら十分なリターンであるのに少し欲張り過ぎた。ポジショントレードではなく、スウィングトレードをやっているので、コンビニのビジネスモデルのように値幅よりも回転で稼げば良い。