さぁ!今週もウェリントンからマーケットが始まりました!
USD/JPYは寄り付き77.60を割り込む状況。東京時間までに埋まるとはちょっと言いがたい状況。
JPYとあわせて最強の信用通貨といえるCHFに対してもUSDは暴落モード。金曜日終値から200pp以上の下落スタートとなりました。
先日の米国国債の格下げで普通に下げスタートだと思ってはいたのですが、かなりきつい下げですね。
一方で昨年の11月のFOMCの様にQE2が発表され、次の日のLDNFIXまではドル円も下げ、EUR/USDも祭り騰げだったのですが、ドル円はそこが実は当時の底値、EUR/USDは天井でした。まさに『噂で買って事実で売れ』状態だったので、今週一週間ひたすら下げるのかどうかはまだまだわかりません。
そこで、USD/JPYが下がる理由、騰がる理由について簡単に整理してみました。
・USD/JPYが下がる理由
なんといってもS&P史上初の米国国債の下げ!
ヨーロッパも不安山盛り!
8月は閑散相場、普通にしていても下がりやすい!
先日の介入の後、ECBからも批判され介入もやり難いのではないか?
・USD/JPYが騰がる理由
すでに国債の格下げの噂はあった!昨年FOMC同様にここが底値!
格下げがあったとはいえ、米国国債は安全資産の1つ!簡単には暴落はしない!むしろ国債の金利が上がってUSD/JPYも連れ騰げ!
とりあえずまた介入くるんじゃない?
先日の介入の時の経団連の会長が言った『80円だってまだ円高!』という言葉は次回選挙等も睨むと民主に脅しが効いていてECBの批判よりも強く介入する!
といったところでしょうか。
私は、USD/CHFを叩き売り、欧州時間に入る頃に一度手仕舞い念のためスイスの介入が無い事を確認し、再びこのペアを叩き売ろうと思っています。
スイスは以前、介入にしっぱいし、どうも介入の意志がなさそうではあるのですが、先週まさかの利下げを行いひたすら高値を更新する自国通貨安への誘導を行い始めたので今回は介入があるかもしれません。
私個人としてはUSD/JPYはまだまだ下がると思っています。
しかし、相場は結果が全て、チャート上で発生した事が全てです。自身の騰がる、下がるの予想を行うと同時に、常に反対のケースが起きる理由も必ず考える様にしています。これがあることで、約定と同時に行う損切り設定を軽い気持ちで行えます。
現在、私は3スプレッド分の負けで切る様にしているのですが、この設定ですら、自身の予想の反対になる理由が一つもなければ凄いストレスになります。兼業でも専業でも仕事として相場に関わる場合、相場では利益がでても、時給、ストレス代の分も浮かないと意味が無いと思っています。このうちのストレス代を考慮した場合、これが減る方角でトレードを行うと目標利益も下がりますし、ストレスによって体調を崩したり、いらいらした気持ちでトレードすることが減るので非常に重要なことだとおもっています。
ポジションを取るときというのは常にかなり強く上か下かの根拠があって行うと思うのですが、それ故に反対になる理由を探しに行かなくなりがちです。また、人は嫌な事には目を向けたくないという本能があることもこの傾向を助長します。しかし、これでは相場で勝ちにくく、また、客観的視点も生まれません。
今週はきっと非常に激しく動く相場模様になると思っています。
常に冷静で客観的なメンタルを維持し、『構想』→『準備』→『実行』→『後始末』がしっかり出来れば大きな勝利を得られると思います。
みなさんがんばって参りましょう!