はるるっぴさんのブログ

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欧州主要国の国債格下げの可能性

素人のひとりごと日記です。

 

(時間と知識がなく、間違いもあります。くわしくは専門家へ)
(前回の日記でも金利スワップの補足もれがありました。)
(今日、明日起きることを書いていません。)

 

先日、パスポートの更新手続きに行った。


手続きの時、少々待たされた。
職員さんに事務的な対応をしていただいた。

 

前の方は、親子連れの方が申請に来られていた。
その子供が西暦何年生まれと聞かれて「わからない」と言っても
職員さんが教えてくれる感じもなく、無表情に沈黙されていた。
子供は、あせっていた様子だった。(>_<)

 

事務的で無表情な職員さんと
投資の世界にいる感情のないロボットが重なった。

 

マーケットに大きな影響を与えている。
ロボットのプログラム売買は、ファンダメンタルズに従わない。
多くの人が考えていることの反対方向にマーケットが動くことがある。

 

先週末、米国雇用統計の後
表向き結果は、専門家の予想平均値より良かったので
NY株は、上昇した。(買戻しが主力部隊)しかし、ドル安(円高)になった。

(雇用統計は、アメリカの雇用の実態を反映していないと思う。)

 

その後、米国債の格下げを先読みした(実際、S&Pは米国債の格下げを発表した。)

NYダウは、予想よりもましな雇用統計に反応せずに、ドル高にならなかった。

 

ムーディーズ(S&Pと2社の格付け会社をWATCHしていればよいと思う)でも
CDSインプライド・レーティングでは米国債をすでに
AAランクに格下げしている。(表向きAAA)

 

結局、両社とも米国の長期格付けをAA格付け評価している。

 

米国の長期格付けの格下げは基軸通貨を発行する国の国債なので
将来的には、不安定要素になる。

 

『格下げされても、米国債は少し下落するだけで大した被害がないという予測も
金融界で出回っている。短期的にはそうかもしれない。だが米国債は、世界のすべての
債券の頂点に立つ「基準点」である。その格下げは、債券市場全体の格下げに相当する。
「米国債がAAAからAAになったら、世界的に最優良の格付け基準自体が
AAAからAAに下がる」ともいわれている。前代未聞のことなので、中長期的に
何が起きるかわからない状況だが、起きるとしたら金融界にとって悪いことばかりだ。』

 

(田中宇氏の国際ニュースより引用)

 

投資の世界では、当たり前のことが当たり前でなくなる。


(数年前までは、米国債がAAAなのは、当たり前と思われていた。)

 

今までの常識を疑うことが必要かもしれない。

 

機関投資家の間では、格付けごとに
運用の割り当てが定められていると言った話も聞くので
(具体的なことはわかりません。)

 

米国の長期信用格付けの格下げにより
今まで経験したことのない(前例のない)未体験ゾーンに入っていく。


現在の運用担当者は、ご苦労が多いと思う。
今まで経験したことがないからよくわからないだろう。

 

債券については、米国長期国債が売られる。
(長期債の利回りが上昇する。)

 

格下げの前日に、単独介入した(米国債を買った)

日本は、ある意味凄いと思う。
つまらない学者の意見でも聞いたのだろう。

 

欧州のEFSF債も日本は買っているが、考えられない・・・
(表向きの理由は、EFSF債はAAAだから。理屈はそれだけ。)
(中味を知っている人ならば、買わない。)
(結局、日本の納税者が買っていることになる。)

 

日本株の株価水準については
難しいので、乱高下すると思う。

為替介入もあるので為替は難しいですが
ドル安になる可能性もある。


短期的には円安に大きく振られることもあるかもしれない。


要するにわからない・・・

 

(将来、日本が経常赤字国になってしまったら、円の価値は下がると思う。)
(今は、ビッグマックによる購買力平価から見てもまだ円は安い。)
(日本には、巨額の財政赤字があるので予想を難しくする。)

 

好き嫌いはあると思いますが

 

WBSに出演されている
三菱UFJリサーチ&コンサルティング調査部長五十嵐 敬喜氏
(聞いた話なので、確認したい。)
本も出版されている三井住友銀行 チーフストラテジスト
 宇野大介氏のコメントされる
1ドル50円も絵空事ではないかもしれない。

榊原元財務官は、民放番組で年末までに
一度円高60円台になるかもしれないと可能性を指摘されている。

(為替の予想は、不透明要素が実に多いので難しい。責任のある立場の専門家へ)

 

円高も困るが円安はもっと困る。

心地よい水準がよい。

 

私自身は、円がいつまでも強いとは考えていない。
しかし、途中経過は、いろいろあると思う。
想定外のこともあるでしょう。

 

いずれにせよ、ブレトン・ウッズ協定から続いてきた
戦後の米ドルを中心とした国際通貨システムが崩壊し
新しい世界の通貨制度を模索することになるだろう。

 

歴史の転換点に来ていることを再認識したい。

 

米国の長期格付けの格下げは
米国の本来、元本割れしないはずのMMFにも影響があるだろう。
米国短期債が不安定になっていたので、代替資産として一定割合
ヨーロッバの銀行が発行する短期債を組み入れしていた。

 

欧州債務危機(ヨーロッパの銀行の危機)も解決の糸口が見えず
投資家が避けるべき、ダブルパンチを受ける可能性を否定できない。

そうなればMMFがマイナス金利になる。

 

世界は、グローバル化しているので
欧州主要国の国債格下げの心配もある。

 

ドイツ、フランス、イギリスなどの欧州主要国の国債も
イタリア、スペインまで債務危機が広がると
表向きのAAA格付けを維持できるかどうか不透明になる。

 

ムーディーズのCDSインプライド・レーティング
(要するに先行性のある指標)では
フランス、イギリスは、AAA格付けを失っている。(表向きはAAA)

 

ドイツも最近の株価の動向や景気指標から景気減速の兆しがある。
ヨーロッパ経済の優等生ドイツもAAA格付けの維持は、簡単ではないだろう。

 

アイルランドにもドイツ、イギリスの銀行がたくさんお金を貸している。
返済されるかどうか見通しもない。

 

PIIGSの救済(自国の銀行救済の側面もある)のために勤勉なドイツ人が
いつまでも我慢して納税するとも思えない。

 

<ユーロ圏PIIGSの5ヶ国>


ポルトガル (Portugal)、イタリア (Italy)
アイルランド(Ireland)ギリシャ (Greece)
そしてスペイン (Spain)

 

長期投資家は
今後とも、米国だけでなく
ヨーロッパをはじめ世界中に目配りが必要になる。

 

時代の変化に気づくべきかもしれない。

 


 

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