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日銀によるリスク資産枠の拡大と先週の買入れ
経済が順調なときなら未だしも、証券業務は規制業種なので政策に大きく影響されます。
金融危機後、欧米の大銀行に対する行為規制や行動監視が厳しくなったのは、欧米の国民感情が背景にありますが、金融危機の原因とは縁遠かった日本の金融・証券は、グローバル競争周回遅れの回復チャンスでした。しかし、結果は金融・証券とも株価最安値圏にあります。この2年間の金融行政に関して規制強化ぎみに推移していたことが、想い起こされます。
そんな中で、市場は日銀に頼り過ぎているのかも知れません。昨年10月、そして先週4日の追加の量的緩和策は、市場関係者の不安心理を大きく改善するものでした。また、4日の改善策には市場からのリスク資産買入枠の増額が盛り込まれていました。
○日本株価指数ETF買入枠0.9兆円→1.4兆円
○REIT買入枠1000億円→1100億円
買入期限は、平成24年6月→平成24年12月まで延長されています。
なお、先週は大震災以降となる週3度の買付が実施され、ETFの買入金額も増額されており、市場心理の下支えになっています。
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