坂本彰さんのブログ
日本を代表する企業のPERが11倍台は割安
企業の現在価値はPBRや一株資産で見れますが、投資家が
知りたいのは未来の価値です。
ある会社が今後、どの程度利益を出すのか、見込みを
立てることができれば、おのずと今の株価が割安なのか
割高なのか判断できるからです。
では、未来価値は、どうすればわかるのか?
この数値は誰も正確に出すことはできませんが、私の場合
過去10年の一株利益の平均を出すことにしています。
10年あれば景気のサイクルを一回りしていますし、
平均値と現在の株価からPERも割り出せます。
例 トヨタ自動車の過去10年の平均1株利益は約280円です。
過去1株利益の推移、詳細は(1円以下切り捨て)
2001年 127円
2002年 170円
2003年 272円
2004年 342円
2005年 355円
2006年 421円
2007年 512円
2008年 540円
2009年 -139円
2010年 66円
2011年 130円
今の株価が3,170円なのでPERは11.3倍となります。
日本を代表する企業がPER11倍台は割安なので、
株価は今後、上がると予想できます。
その代わり、この方法が有効なのは景気循環型の企業で
成熟株には使いにくいです。
今後も右肩下がりの業界であれば、この方法で割安だと
思っても、株価は上がりにくいと思われます。
他にも、過去10年分の業績が残っていない企業が大半
ですので、その場合は過去5年の一株利益で判断しましょう。
http://saig.livedoor.biz/archives/2242451.html
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もりぎんさん2011/9/11 08:47なるほど、やってみよう。