米債務問題、与野党合意

faichiさん
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米債務問題、与野党合意=大統領「デフォルト回避」宣言-上限引き上げ2.1兆ドル

 【ワシントン時事】オバマ米大統領は31日、ホワイトハウスで声明を発表し、米政府の債務上限引き上げ問題で、民主、共和両党の幹部と合意に達したと表明した。大統領は「財政赤字削減とデフォルト(債務不履行)回避で合意した」とした上で、両党議員に対して合意内容への支持を求めた。上下両院は合意を受け、妥協案を反映した債務上限引き上げ法案の採決を急ぐ。
 ホワイトハウスによると、焦点となっていた債務上限の引き上げ規模に関し、合意内容では大統領に少なくとも2兆1000億ドル(約162兆円)の引き上げ権限を付与。これにより、米政府は2013年までの資金調達の権限を確保する。
 また、財政赤字削減に関しては、まず今後10年間で1兆ドル(約77兆円)規模の財政赤字削減で合意。その上で、新設する超党派の特別委員会に11月までに1兆5000億ドルの追加の財政赤字削減策を報告させ、最終的には2兆5000億ドル(約193兆円)規模の赤字削減策の策定を目指す。
 一方、今回の合意には、大統領が目指していた増税案は盛り込まれなかった。
 大統領と民主、共和両党幹部が合意に達したことで、今後は上下両院での妥協案の採決に焦点が移る。ロイター通信は議会筋の話として、上院での採決は1日に行われる見通しだと伝えた。一方、ベイナー下院議長は共和党議員団に「できる限り早く採決を行う」との見解を示したという。(2011/08/01-12:56)

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