欧州のソブリン・リスク拡大懸念が解消しない中、さらに、米国の債務上限引き上げ議論が議会で進展しないことを背景に、昨日の米国株は下落した(DJIA -88.36, NASDAQ -16.03)。しかし、本日の日本株全般は小幅反発した。東証1部では、上昇銘柄数が939に対して、下落銘柄数は543となった。騰落レシオは137.93%。
TOPIXも日経平均も小幅反発した。やはり、強気の業績見通しが背景にあると見ている。株価は、理論的には将来の株主取り分の一株当たりフリーキャッシュフロー(FCFE)の現在価値であるからだ。
7月25日現在の日経平均ベースの予想EPSは664円。10年物国債の利回りが1.085%。株式リスプレミアムを5%とし、名目GDP成長率を0%と見積もると、日経平均株価は10,912円と算出できる。
P = 664/(0.06085 - 0) = 10,912
TOPIX +5 @866
日経平均 +47円 @10,097円