夏はお化けのシーズンですが、株式市場にもお化けにも似た不思議な現象が見られます。
「これってどうよ?」はそんな株式市場の不思議について考えてみたいと思います。
<消えそうで消えない企業>
何故山水電気は東証一部上場を維持出来るの?
これは誰しも一度は疑問に感じる株式市場の不思議だと思います。
最も不思議な現象は売上高より赤字額の方が多いこと。
売り上げ以上に出て行く金が多いのなら、さっさと解散すれば良さそうなものですよね。
それがダメならせめて従業員を120~130人リストラすれば黒字転換出来るのに
と誰でも思いますがそれは無理なんですね。従業員は5人しか居ませんから。
結論から言うと上場廃止にならない理由は上場廃止基準に抵触していないため。
当たり前のことですが、それが不思議に思えるのは上場基準に問題があるからではないでしょうか。
無論従業員数の規定なんかありませんし、ジャスダックには従業員3名なんていう企業もあります。
一体全体何がしたいのか?
自宅近くの八百屋さんだって3人で頑張ってますよ。
話が逸れましたが、山水電気の場合は債務超過に陥るか、株価が一定期間1円で推移するかの
いずれかに該当しない限り上場規定に抵触することはまず無さそうです。
自己資本比率はずっと90%台をキープしていますし、発行株式総数が27億26百万株ですから
仮に浮動株比率が20%としても株価2円なら時価総額基準に触れることはありません。
ところで消えそうで消えないゾンビのような企業は他にも沢山あります。
(サハ何とか・何とかエスコム・アイビー何とか・何とかニクル・・・・・etc)
ということでゾンビ会社は売り上げや利益、株価、時価総額などから想像して下さい。
因みに今日現在の株価最安値は1757クレアホールディングス(1円)
時価総額最低はRHインシグノ(3千8百万円)です。
参考までに債務超過企業と自己資本比率一桁の企業を一覧にしてみました。
初心者の方はこれらの企業に投資する時は間違っても長期投資など考えてはいけません。
飛び乗り、飛び降りが鉄則です。
<債務超過企業とその予備軍> <自己資本比率>
[8571] NISグループ 債務超過
[7873] アーク 債務超過
[9609] C&I Holdings 債務超過
[5964] 東洋刃物 債務超過
[3856] リアルコム 債務超過
[9941] 太洋物産 債務超過
[3061] KFE JAPAN 債務超過
[3777] TLホールディングス 債務超過
[3372] 関門海 0.2
[3782] ディーディーエス 1.2
[8910] サンシティ 1.4
[8738] ひまわりホールディングス 2.2
[8606] みずほ証券 2.4
[2318] クレスト・インベストメンツ 2.8
[2409] ネクストジャパンホールディングス 3.4
[3825] リミックスポイント 3.4
[3140] イデアインターナショナル 3.8
[4798] エル・シー・エーホールディングス 4.3
[9115] 明治海運 4.6
[7415] 新星堂 5.8
[3753] フライトシステムコンサルティング 6.3
[7569] モンテカルロ 6.2
[8514] RHインシグノ 6.8
[6264] マルマエ 7.1
[3370] フジタコーポレーション 7.1
[8254] さいか屋 7.2
[6658] シライ電子工業 9.0
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