米国株式市場の急騰に押し上げられて、今日の日経平均株価は10,095円の近辺での寄り付きになりそうです。ザラバでは、対ドルで円高に振れた為替が上値を抑えると見ています。国内要因にマーケットを押し上げる明確な要因は見当たらず、海外要因に連動した動きが続くと見られます。その海外要因は楽観的なものが続いており、反動には十分警戒する必要があるのではと考えています。
ダウ平均株価は152.50ドル、1.21%の大幅高で終えました。
ギリシャへの追加支援が欧州市場の上昇を誘いました。アテネ総合指数(+2.54%)、スペインIGBM(+3.00%)、イタリアFTSE/MIB(3.76%)などが軒並み急騰しています。
加えて、6月の米景気先行指数、7月のフィラデルフィア連銀景況指数がコンセンサスを上回ったこともダウ平均株価の急騰に大きく寄与しました。
また、好決算のモルガン・スタンレーが11.42%高となったことも目を引きました。
VIX指数は8.01%と大きく低下して、投資家が羅漢的になりリスク許容度を引き下げたことを示唆しています。
このような展開を映して、CMEの日経先物価格(円ベース)10,095円となっています。この近辺を今日の日経平均株価の寄り付きのメドとしています。
今日は、日本電産、ヤフー、東京製鐵など22社ほどの決算が予定されています。
ザラバでは、ドルに対して円高に動いた為替が上値を抑えそうですが、海外の動きが好調であることが下値を支えると考えています。
ただし、海外の動向には期待が膨らみすぎている可能性も高く、反動には十分警戒する必要がありそうだと考えています。
今日も体調不良のため、簡単で失礼します。
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