坂本彰さんのブログ

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退職金専用定期預金

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先日、銀行へ行ったのですが、そこで気になるチラシを
見つけました。


家へ持って帰り、じっくり読み返してみたのですが
退職金専用定期預金というものがあるようです。


チラシには年利2.0%と、定期預金にしては驚くような
高利率なのです。


今、大手銀行の1年定期は0.03~0.06%くらいの金利
なので、ちょっとおかしいと思いました。


じっくり読んでみましたが、何と年利2.0%と宣伝しつつ
預け入れから3か月のみ2.0%で、4か月以降は0.03%
に戻ると書いてありました。


怪しいと思っていましたが、3か月だけ預けて解約すれば
銀行にメリットはないように思いました。


自分なりに、さらに追及してみましたが、下記のサイトが
参考になるようです。


http://the-epoxies.com/taisyokuki/


書いてあることを要約すると、


1 まず定期預金で預けさせる

2 退職金定期預金を餌に投資信託を買わせる

3 銀行最大の利益源、投資信託の販売で喜ぶ


という流れのようですね。


例えば退職金1,000万円を3か月預けたとします。


税引き後の受け取り利息は約39,058円になりますが
退職金の半分(500万円)を投資信託で販売できたとします。


投資信託の種類や金額にもよりますが、販売できれば
信託報酬として、銀行側には毎年0.5%ほど入ります。


さらに購入時の販売手数料が1~2%入りますし、投資信託の
解約時にも販売手数料はとられます。(つまり2回払う)


1%の少ない手数料で見積もっても、500万円で10万円の
収入になりますし、信託報酬は毎年25,000円が入ってくる
計算になるのです。


(投資信託を購入すると、購入、解約、信託報酬の3回
手数料を払わされます。


購入、解約時は1回限りですが、信託報酬は投資信託を保有
している限り毎年払わされます。)


例え3か月後に投資信託を買わなくとも、銀行に預金が
ある限り、銀行側は何度でもアプローチをかけられます。


銀行側も、客の懐具合がわかっているので、リスク商品の
許容度が判断できます。


表に出てこない怪しい金融商品もあるでしょうし、
そう考えると、かなり恐ろいですね・・・。


実際に退職金専用定期預金を使用した体験談などメールで
教えていただけたら幸いです。


http://saig.livedoor.biz/archives/2225889.html

 

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