ビルの壁や車のボディーで使える「塗る太陽電池」の実用化のめどが立った。従来の太陽光パネルでは置きにくかった場所に塗ることができ、量産もしやすい。2013年春ごろに出回ることになりそうだ。 三菱化学が、光を電気に換える効率が実用レベルの10%を超える試作品づくりに、世界で初めて成功した。従来のガラス板で挟む結晶シリコンではなく、炭素化合物を使う。乾いて固まると「半導体」の役割を果たすようになり、配線を施せば、光に反応して電気を起こす。 煙突や高速道路の屋根など丸みがある物のほか、衣服など曲がる素材に対応できる。通常の太陽光パネルはガラス込みで厚さは数センチ必要だが、この方式だと1ミリ弱で済む。重さも同じ面積なら、結晶シリコン系の10分の1未満に抑えられるという。 塗る太陽電池は、変換効率が課題とされ、世界中で開発が競われてきた。三菱化学は成分や構造を見直し、変換効率10.1%と10%超えに成功。結晶シリコン系の約20%には及ばないが、薄型として市販される膜状シリコン系の太陽電池の水準に追いついた。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー効率はアレとして重量が比較的軽い(通常塗料と比較したら重い)から燃費を気にしなければならない自動車や構造強度が重要な建物にはアリだな。電車の屋根もコレにしたらいい。歩道なんかもこの塗料使ったらいいさ。コストがどうのとか言っちゃう人て、絶対いるけどコストなんて、この国のみんなで負担すりゃいいんだ。東電がどうのとか政府がどうのとか関係ないんだよな。今でも被災してる人を助けたい、繰り返したくないと思うなら国民が負担するってのも納得いくだろ?塗る太陽電池、実用化めど 三菱化学、13年春ごろ発売