体調不良が続き、簡単に失礼します。
ポイント
米国株式市場の大幅上昇を受けて、今日の日経平均株価も挙げてのスタートになりそうです。10,005円の近辺での寄り付きを想定しています。ドル円が円安に振れていることがザラバを下支えしそうですが、国内ではマーケットを押し上げる要因が見当たらないことから、上値の重い推移と見ています。特に、午後になると米株先物の動きが気になります。もし反落の動きがあれば、かなりの影響がありそうです。
米国マーケットを振り返る
大幅高で始まったダウ平均株価は、2時過ぎに一段と上げ幅を拡大して、202.26ドル、1.63%高で終えました。今年に入って最大の上げ幅です。
6月の住宅着工件数と建設許可件数がコンセンサスを大きく上回ったことがマーケットを押し上げました。住宅建設大手のレナーが6.62%の急騰を見せました。
前日引け後に好決算を発表したIBMが5.67%高となったことも大きく影響したようです。代表的なハイテク指標であるSOX指数(フィラデルフィア半導体指数)が3.32%上げました。
午後2時以降に一段と上昇したきっかけはオバマ大統領のテレビ出演であったと見られます。上院の超党派による緊縮財政案を支持をするとともに、国債発行上限の引き上げが承認される強い期待感を表明しました。マーケットの心理状態を示唆するVIX指数の動きがその状況を表しています。
今日の日経平均株価は?
CMEの日経先物価格(円ベース)10,005円の近辺を、きょうの日経平均株価の寄り付きのメドとしています。
ドル円が円安に振れたことがザラバを下支えすると考えています。
今日は5月の景気動向指数の改定値が発表されるほか、キャノン電子など7社ほどの決算発表があります。
マーケットを大きく引き上げるインパクトを持った国内要因は見当たらないために、上値は重いと考えています。
前日に大幅に上昇したダウ平均株価を受けての米株先物の動きから目が離せないようです。
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